アイドルを目指す少女はYSP能力者11 【妖怪学園】 (ページ14)

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(14)(※ほぼオリジナルです) ページ14

A(幼少期)「…シノブくん…?」

Aを守るように立ち塞がったのは、

幼少期時代の影野シノブだった…。

「なっ…何だよシノブ…」

シノブ(幼少期)「それをAに返すんだ!」

「はぁっ? もしかしてシノブ、
コイツの事が好きなのかー?」

シノブ(幼少期)「お前には関係ない!
どうしても返さないっていうなら…」

シノブは力ずくでAのマスコットを

取り返しにいった。

「いてててててっ! 何するんだよシノブ!!
ちょっとふざけてただけだろ?!」

シノブ(幼少期)「Aを虐める奴は
僕が許さない!!」

A(幼少期)「シノブくん…」

「くっ…」

Aに意地悪をしていた男の子は

悔しそうに去っていった。

シノブ(幼少期)「大丈夫か…?」

シノブはAの元へ駆け寄る。

A(幼少期)「うん…」

シノブ(幼少期)「ほら、取り返したぞ」

そう言ってAのマスコットを返した。

A(幼少期)「っ…ありがとうっ…。
うぅっ……うわぁぁんっ!!」

マスコットを大事に握りしめながら

再び泣き出すA。

シノブ(幼少期)「よしよし。もう大丈夫だから」

シノブはAを抱きしめる。

シノブ(幼少期)「もう泣かなくて大丈夫だ。
Aの事は、何があっても僕が守るから…」

そう言いながらシノブはAの涙を拭う。

A(幼少期)「ありがとうシノブくんっ…」

そう。風紀委員会の一員である影野シノブは、

.

.

.

.

.

.

Aの幼馴染だったのだ…。

しかし小学校は別々になってしまった為、

Aより1つ年上のシノブが

幼稚園を卒園したのを機に

Aと会う事はなくなっていった…。

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シノブ《あのAが生徒会長を守る為に…。
それにしても…本当に可愛くなったな…A…》

幼少期時代のAしか知らないシノブは、

体を張ってラントを守ろうとしていたAの姿に

とても驚いていた…。

シノブ《けど今の僕は…風紀委員会の一員…。
これからはAの敵として
戦わなきゃいけないんだ…》

シノブがそんな事を考えていると…。

ノーズ「…止めだ」

ノーズの分身が消えた…。

ラント「何!?」