アイドルを目指す少女はYSP能力者11 【妖怪学園】 (ページ13)

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(13)(※オリジナルも含みます) ページ13

ノーズ「ほう…そこまでして
俺達を味方にしたい理由、
少し興味が出て来たぜ…。
けど、まずはコイツを…」

ノーズはAに襲いかかろうと詰め寄ってくる。

ジ/コ/マ/フ『A(さん)っ…!!』

メラ「美月っ!!」

シノブ《何してるんだA…早く逃げろ…!!》

ノーズ「はぁぁぁぁっ!!」

ラント「くっ…!!」

ラントは咄嗟にAの腕を引き、強く抱きしめる。

A「～♪」

するとAはラントに抱きしめられたまま

歌い出した。

ノーズ「何…?!」

ラント「…これは…」

Aの歌声と共に楽譜の五線譜のような

不思議なバリアが現れ、Aとラントを覆う。

そのバリアによって3つの拳からA達を守った。

アルト「やっぱり思った通りだったの」

フブキ「アルト? どういう事?」

アルト「あれがAちゃんのYSP能力なの。
Aちゃんの歌声と共にAちゃんの
周りを中心に覆ってくれるバリアが現れて、
ありとあらゆる攻撃から身を守ってくれるの」

コマ「そうだったんだ…」

アルト「でもそれはいつでも使えるわけじゃないの。
AちゃんやAちゃんの大切な仲間が
ピンチに陥った時だけ使える能力なの」

マタロウ「アルトはわかってたんだね…」

アルト「いや、僕もつい最近気付いて…」
《それに、僕よりもブルポン君の方が先に気付いてた…。
姉さんに相談したら、やっぱりそれが
AちゃんのYSP能力だって…》

ラント「A…」
《守るつもりが、逆に守られたのか…俺は…》

シノブ《A…すっかり変わったな…。
前はあんなに泣いてばかりいたのに…》

シノブは再び幼少期時代を思い出す…。

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ー幼少期時代…。

A(幼少期)「ふえぇぇんっ!!」

「やーいやーい! 悔しかったら取り返してみろー!」

幼少期時代のAは、同じ幼稚園に通っていた

男の子に意地悪をされ続けていた。

その日もAのバッグに付けてあった

マスコットを取られてしまい、

Aは泣いていた…。

A(幼少期)「かえしてっ! かえしてよっ…!」

Aは必死に取り返そうとするが、

なかなか手が届かない…。

?「やめろっ!」

するとそこに現れた1人の男の子。