アイドルを目指す少女はYSP能力者11 【妖怪学園】 (ページ2)

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～生徒会本部会議室～

ラント「私は子供の頃、家族旅行に行く途中…
UFOを目撃した。そのせいで家族は皆、
消されてしまったのだ…」

生徒会『…!』

ラントが次々に見せるスクリーンの画面を見た

他の生徒会一同は驚く。

ラント「それ以来私は、UFOに関する情報を集め…
奴等の生体を調査してきた。
そしてこの学園にその痕跡がある事を突き止め、
此処への入学を決意した」

そう言いながら引き続きスクリーンを見せていく。

ラント「私の目的は…異星人の秘密を暴き、
この地球上から完全排除する事だ。
そして、ついに私はたどり着いた。
異星人の手掛かりに。
鍵を握るのは…

風紀委員長の来星ナユだ」

そしてスクリーンにはナユの姿が…。

ラント「彼女は異星人に憑依されている。
敵は、人間の体を乗っ取り…
自由に操る事が出来るのだ」

柿留「学園長に伝えて、
学園から追い出すべきでは?」

ラント「無駄だ。絶対的な証拠はないし、
例え…大人達が動いたとしても、
到底叶う相手じゃない」

柿留「では、どうすれば…」

参歩「学園ポリスの武力は絶大…。
その気になれば、我々生徒会を潰す事すら可能だと」

ラント「確かに、奴等が全てを知る私を
放っておくわけがない。極めて危機的状況だ。
こうなった以上、速やかに奴等と
均衡(きんこう)を保てる力を手に入れるしかない」

参歩「はっ…しかし、何処にそのようなものが…」

ラント「あるだろう。
この学園には、学園ポリスと同等の力を持つ
強大な組織がもう1つ…」

ラントの一言に参歩は驚く。

参歩「なっ…まさか…!?」

ラント「我々生徒会は…

学園マフィアを味方につける!」