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お茶子ちゃんが核に向かって来ようとするけれど、私の操る茨と飯田くんの俊足の守りで近づけない様子を見せている頃、突然地面ががくんと大きく揺れる。
「なに！？」
「下から！？大丈夫！？飯田くん！」
「あぁ！これは、爆豪くんか！？」
「かっちゃん！聞こえる！？何が起きてるの！？かっちゃん！」と呼びかけるけれど、何も返答はない。
こんな大きな揺れが来るほどの戦闘を出久くんとかっちゃんがしているのか。
捕まえて捕縛用テープを巻き付けたらそれで勝ちなはずなのに、さっきの様子から考えるに完全にかっちゃん、頭に血が昇っている。
「連携取れないよ…！」
「爆豪くん！おい！」
かっちゃんに必死に呼びかける私たちをよそに、お茶子ちゃんも何か無線で出久くんと話しているらしい。
お茶子ちゃんは、自分の傍にあった柱にきゅっと抱きついた。
「なに！？」
その瞬間、ものすごい物音ともに、下からのすごい衝撃が生まれ、私たちとお茶子ちゃんのあいだの地面が粉砕する。
それどころか、私の絡ませていた茨もぶちやぶり、その上の天井までぶち破り、強風で窓ガラスや核を覆っていた枝まで壊れる。
やばい。と思った次の瞬間、目の前には折れた柱を抱えてジャンプしているお茶子ちゃんの姿。
「ごめんね！Aちゃん！飯田くん！」
「っ！」
「即興必殺！彗星ホームラン！！！」
粉砕されたコンクリートの欠片を、抱えた柱をバットのように振り回すことでこちらに向かって突き落としてくる。
「それは、ホームランではなくないか！？」とこんな状況でも冷静に突っ込んでいる飯田くんの手をつかんで引き寄せると柱の影に隠れて必死に避ける。
と、次の瞬間、茨が取れさって簡単にとびあがることの出来るようになったお茶子ちゃんは、ぴょーんと私たちの上を超えていき、
核のにぴとっと抱きついた。
「負けた……」
「核がぁぁぁー！！！！！」
最後まで悪役を貫く飯田くん。
「ヒーローチーム！Win！！！！」というオールマイトのアナウンスで、お茶子ちゃんは核から滑り降り、顔を真っ青にして吐き気に襲われている。
「大丈夫！？お茶子ちゃん！」
「麗日くん！」
お茶子ちゃんの背中をさすりながら、個性を使うとぽわっといつも通りの光が出る。
「個性使ったよ、平気そう？」と尋ねれば、お茶子ちゃんは涙目で「Aちゃんありがとう〜！」と私にお礼を言った。
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parumu(プロフ) - だいずさん» ありがとうございます。直しておきます。 (2020年11月9日 21時) (
レス) id: eb2da74267 (このIDを非表示/違反報告)
だいず(プロフ) - みねたの漢字は峰田ではないでしょうか？ (2020年11月9日 20時) (レス) id: 341db306ca (このIDを非表示/違反報告)
parumu(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます！ゆっくりにはなりますが更新頑張りますので宜しくお願いします！ (2020年9月21日 19時) (レス) id: eb2da74267 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 一気読みさせていただきました！続編も楽しみに読ませていただきます！更新頑張ってください！ (2020年9月14日 2時) (レス) id: 99a13ff01b (このIDを非表示/違反報告)
parumu(プロフ) - 鳳＊さん» コメントありがとうございます！わかります・・・岡本信彦さんがやることでもっともっとかっちゃんの良さ出てますよね、、更新頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月7日 13時) (レス) id: 583168fb08 (このIDを非表示/違反報告)
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