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チームAがヒーロー、チームDがヴィラン。チームAは出久くんとお茶子ちゃんのチームで、チームDが私とかっちゃんと飯田くん。
オールマイトの号令で、私たち以外のみんなはモニタールームへと向かっていった。
「Aちゃん！よろしくね！正々堂々やり合おうぜ！」
「お茶子ちゃん！うん、よろしくお願いします」
眩しいくらいのお茶子ちゃんの笑顔。
差し出された手をきゅっと握り返すと、むんっと真面目な顔になって「よーし！やるぞー！」と出久くんの方へと向かっていく。
だめだだめだ。もやもやなんてしてちゃ。
お茶子ちゃんにも出久くんにもかっちゃんにも飯田くんにも失礼だ。お茶子ちゃんに他意はないし、出久くんにも他意はない。ましてや今は訓練の真っ最中。こんなことで試みだしてる場合じゃない。
「それじゃあヴィランチームは各自持ち場についてくれ。ヒーローチームは5分後にスタートする！」
「はい！」
「爆豪少年、飯田少年、A少女！しっかりヴィランの行動を学ぶんだぞ！」
ビルの4階のあたりに核兵器を模したミサイルのような形の物体があった。
飯田くんと私は「これを守ればいいのか」とこんこんとその物体を叩いてみる。
ちらりとかっちゃんの方を見れば、「おい、メガネ」と飯田くんに話しかけた。
「なんだ？」
「デクのやつは、個性があるんだな」
「あぁ。君も見ただろう。体力テストの時のあの筋力」
「あいつはいつもそうだ。心の中じゃ俺の事バカにして」と出久くんへの敵意むき出しの顔をしている。
体力テストのときから、かっちゃんが何にいらいらしていたのかようやく分かった。
出久くんにいきなりあんな強力な個性があることがわかったこと、しかも、それをかっちゃんに隠していたことに虫酸が走っている。
「かっちゃん、出久くんにもなにか事情があって...」
「うるせぇ！」
「...爆豪くん、少し落ち着きたまえ！」
「てめぇも知らなかったんだよなぁ？お前なんかずっとデクの後ついてまわってたくせに、何も知らされてねえ」
「…」
「てめぇは、すぐ受け入れてヘラヘラ笑ってデクの事見てたけど」
「結局あのクソナードは、俺もお前も見下してんだよ！」と言うかっちゃんの言葉に、わたしは言い返すことも出来ず唇を噛む。
おろおろする飯田くんをよそに、かっちゃんは「お前らはここでそれ守ってやがれ」と私と飯田くんを睨みつけて、部屋の入口に向かってたった。
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parumu(プロフ) - だいずさん» ありがとうございます。直しておきます。 (2020年11月9日 21時) (
レス) id: eb2da74267 (このIDを非表示/違反報告)
だいず(プロフ) - みねたの漢字は峰田ではないでしょうか？ (2020年11月9日 20時) (レス) id: 341db306ca (このIDを非表示/違反報告)
parumu(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます！ゆっくりにはなりますが更新頑張りますので宜しくお願いします！ (2020年9月21日 19時) (レス) id: eb2da74267 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 一気読みさせていただきました！続編も楽しみに読ませていただきます！更新頑張ってください！ (2020年9月14日 2時) (レス) id: 99a13ff01b (このIDを非表示/違反報告)
parumu(プロフ) - 鳳＊さん» コメントありがとうございます！わかります・・・岡本信彦さんがやることでもっともっとかっちゃんの良さ出てますよね、、更新頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月7日 13時) (レス) id: 583168fb08 (このIDを非表示/違反報告)
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