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(相澤)
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「相澤くん」
「...はい」
校長に呼びかけられて、パソコンを打つ手を止める。
ここのところ、えげつない数の問い合わせが来る。
それもそのはず、入試の結果発表がされたものだから、「どうして自分は落ちたのか」だの「どうしてうちの子が落ちるんだ」だの自尊心の塊みてえな親子からの問い合わせが後を絶たないからだった。
「ひとり、入試の結果のことでお話したいって子が来ててね、対応してあげて欲しいんだけど」
「...キリがないから、メールや電話での対応にするんじゃなかったでしたっけ」
こっちはプロヒーローであり教師だ。時間におわれて仕事をしているわけだから、少しでもその負担を減らそうと不合格者の面談はメールや電話でできるだけ手早く終わらせようと決まったはずだ。
校長はいつも通り笑うと「不合格者ならね」と言った。
「は？合格者が来てるってことですか」
「保健室の方に通してるから、一度会って来てあげてくれるかい？」
校長に渡された資料は、送られてきた願書。
名前を見れば「修善寺A」とかかれていた。
修善寺っていうと、リカバリーガールのお孫さんだ。
面倒な事じゃなければいいがと頭をかきながら保健室に向かった。
「失礼します」と中に入れば、リカバリーガールとお孫さんがもぐもぐとお団子を食べているところ。
俺を見るなりハッとした顔になり「すみません！おばあちゃんに！食べろと言われて！！」と口元を脱ぐってペコペコ頭を下げた。
「頼むよイレイザーヘッド」
「...何をですか」
「うちの可愛い孫、うまいこと治したってくれよ」
リカバリーガールは軽く俺の背中を叩くと出ていった。
修善寺は慌てたように「はじめまして！修善寺Aです！いきなり来てすみません」と頭をまた下げた。
「..相澤消太。雄英の教師でプロヒーローだ。まずは座れ」
「は、はい...」
「話っていうのは」
自信なさげに話す様子はリカバリーガールとは似ても似つかない。
俺が先を急かすと、「入試の結果で納得いってないところがあります」と俺の目をじっと見る。合格者が納得いかないと言ってくるのは初めてだった。
「合格したのに納得いかないなんて言ってくるやつは初めてだ」
「生意気だって言うのは分かっているんですが...辞退する前に、先生と話してみなさいっておばあちゃんに言われたので」
「すみません...」とまた頭を下げた。
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parumu(プロフ) - だいずさん» ありがとうございます。直しておきます。 (2020年11月9日 21時) (
レス) id: eb2da74267 (このIDを非表示/違反報告)
だいず(プロフ) - みねたの漢字は峰田ではないでしょうか？ (2020年11月9日 20時) (レス) id: 341db306ca (このIDを非表示/違反報告)
parumu(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます！ゆっくりにはなりますが更新頑張りますので宜しくお願いします！ (2020年9月21日 19時) (レス) id: eb2da74267 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 一気読みさせていただきました！続編も楽しみに読ませていただきます！更新頑張ってください！ (2020年9月14日 2時) (レス) id: 99a13ff01b (このIDを非表示/違反報告)
parumu(プロフ) - 鳳＊さん» コメントありがとうございます！わかります・・・岡本信彦さんがやることでもっともっとかっちゃんの良さ出てますよね、、更新頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月7日 13時) (レス) id: 583168fb08 (このIDを非表示/違反報告)
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