二日酔いは辛いよ! ページ10
「お前は我らの恥だ!」
…………違う、
「その薄汚れた角を私に見せないでっ!?」
…………違うってば、
「貴方の事を必要としている者は居ないんですよ」
…………私はっ、!!
_______
『………っ、ぅ゙…ぃっ……たあ〜』
突然やって来た頭痛のせいで意識が覚醒する。
目を開けた矢先、私の視界に飛び込んできたのは…
ダ「あ、おはよ〜♪」
毎年、毎月、毎日、見飽きる位見た笑顔。
まあ…無論ダリなわけで。
『……あれぇ、私…ダリと呑んでて……』
ダ「Aさん呑み過ぎて寝ちゃったんだよ!」
ダリにそう云われて、居酒屋でのことを思い出してみる。
………が、当然、全くもって何にも覚えていない。
ダ「あ〜、その顔は……何にも覚えてなさそうだね」
『うん、恥ずかしながらなぁーんにもっ!』
ダ「呑み過ぎは良くないって何時も言ってるじゃん…!!」
『ごめんごめん!……って、もしかしてまたお支払いしていただいてました…?』
ダ「……まあ、最初から僕が奢る気でいたしね!」
『あああ………すまねぇ…この借りは必ず返すよ…』
そんな事を言いながら周りを見渡してみた。
見知った家具に、見知った天井。
『……今回も泊めてもくれたのね…』
教師寮別館。ダリが寝泊まりしている館だ。
私が酔い潰れて死んでる時は、何時も泊めてくれる。
『…………なんて良い同僚なんだ…っ、』
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りん(プロフ) - 面白いです!続き待ってます😊 (3月24日 23時) (レス) id: 54e2cad7a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2023年12月26日 22時