Am I happy?__HW

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▽






「Aちゃん、一緒に帰らない？

…待っててくれる？」









・









偶然事務所で会った大輝さんにそう言われて、






あまり使われてなさそうな、

ひっそりとした会議室でボーッとすることにした。








大輝さんがいるってことは、颯もいるのかな…









・









______ガチャ









・









「大輝さ…ッ」








『…がっかりした？』









・









ドアのところで、


なぜか嬉しそうにニヤついてるのは









・









_____他でもない颯で。









・









『こんなとこで、何してんの？』









・









なんて言って、颯はわたしの目の前の椅子に座った。









・









「…別に何も」








『 ふーん？』









・









颯は不満そうに口を尖らせて、









・









・









「…なっ」








『じゃあね』









_____バタン









・









わたしの頰に軽く唇を触れさせてから、



いつものあの意地悪な笑顔で部屋を出て行った。









・









「こんなとこ、バレて困るのは颯じゃん…」









・









香水の匂いがふわりと鼻を掠めていく。







わたしはきっと今、真っ赤だろう。

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