10話 ページ10
居間に連れられ、乱くんに座らせられた。
私の隣に鯰尾くんは座った。
広い居間だな〜と思い、私はあたりを見渡す。
すると、バチッと男の子と目が合う。
障子の隙間からこっちを覗き込んでいるようだ。
「前田、そんなとこで覗かないでこっちきなよ。他のみんなも」
鯰尾くんがそう言うと、ぞろぞろとたくさんの男の子が出てきた。
えっ、何人いるの！？
みんなが整列すると、鯰尾くんがひとりひとりの名前を紹介していった。
『へぇ〜、鯰尾くんってお兄ちゃんなんだね！』
「まぁね！俺、お兄ちゃんです！」
「鯰兄は子どもっぽいとこもあるじゃーん！」
あははと笑いが起こる。
皆、仲がいいんだな〜。
その時、玄関の方から「ただいま」と声が聞こえた。
すると、一斉に皆が「いち兄！」と言って走り出した。
この家の長男のいち兄という人かな、と思い玄関に私も向かった。
「おかえりなさいいち兄！」
廊下を曲がろうとした足を止めた。
鯰尾くんは不思議そうに私の顔を覗き込む。
「どうしたの？」
だって、あの人の隣にいるのって…
平野くんは、「この方は、ご友人ですか？」と聞く。
「ああ、こちらは私の友達の鶴丸国永殿だよ」
ドクンと胸がなる。
私の頭の中は真っ白で、どうしようとだけ考える。
鯰尾くんもそれに気づき、私の手を握る。
私はそんなのはお構いなしに考える。
どうしよう、理由聞かれるよね。
なんでここにいるのかって、鯰尾くんの家だもん。
今日はどうしたんだって、遊んだのかって…
また、また、あの鶴丸になるの…？嫌だ…
「一期にはたくさん兄弟がいるんだな」
「はい、私達と同じ学校に通っているのは私も含め8名おります」
私はドキドキと心臓がなるのが早くなるのがわかる。
息をしないで黙っていると
鶴丸は少し声のトーンを落として言った。
「へぇ……8人も。じゃあ、なんで…
靴が今、8足もあるんだ？一期は今も履いているのに。」
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花火 - 更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2018年9月12日 16時) (
レス) id: aa95aa0f27 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 鯰尾ラブ☆さん» コメントありがとうございます！更新遅くてすみませんコツコツ頑張ります！ (2018年4月30日 19時) (レス) id: b641880a81 (このIDを非表示/違反報告)
鯰尾ラブ☆ - すごく面白かったです！続き楽しみにしてます！ (2018年4月28日 9時) (レス) id: b079f53f9f (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - ドールさん» コメントありがとうございます！私、ヤンデレ大好きなので鶴丸にやらせたいと思っていました（笑）鯰尾エンドになりますが、鶴丸のエンドもつくるつもりです！ (2018年1月12日 22時) (レス) id: 696a050760 (このIDを非表示/違反報告)
ドール - 鶴丸…ヤンデレ最高っ！…鯰尾エンドもきになるけどやっぱり推しの鶴丸エンドも気になりますね…。鶴丸エンドはおまけみたいな感じで…って、すみません！笑 (2018年1月12日 22時) (レス) id: 95fcd541ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊?*みぃ*?＊ | 作成日時：2016年12月15日 22時
