7話 ページ7
『おはよう、鯰尾くん』
「おはよう」
やっぱり友達に会えるって素敵！
鯰尾くんは、はじめての男友達だし、仲良くしたい。
…なんで、今までできなかったのかな？
私はそんなことを考えながら、女の子の友達の方へ向かった。
-鯰尾side-
「おはよう、兄弟」
「ああ、骨喰やっと来た、お前朝弱いよな〜」
「まぁな。いち兄に引っ張られてきた」
骨喰は俺の前の席に座る。
俺は、自然と目線がAちゃんの方を向いてしまい、それを骨喰に言われた。
「よかったな、同じクラスになれて」
「うん、ほんとラッキー」
一年の頃から密かにあの子のことを想っていたけど、こんな仲良くなれるなんて思わなかった。
女子と楽しそうに笑う姿を見ていると、頬が緩む。
「A、と言ったか。あいつはあまり男子と話すところを見たことないが…兄弟が初めてなんじゃないか？」
「おい、呼び捨てするなよ〜。確かに話してないよね…」
今まで男子が誰もAちゃんと話さなかったのはたぶん…
鶴丸先輩のせいかななんて。
今朝のアレは俺に対して嫉妬…
絶対、Aちゃんのこと好きでしょ。
「どうした、兄弟」
考え込んでいた俺の顔を覗き込む骨喰。
「いや、Aちゃん可愛いな〜って」
その時ちょうど、チャイムが鳴りみんなが一斉に席に戻る。
骨喰も自分の席へと戻っていった。
『鯰尾くん、眠い？』
隣を見ると、俺の目をじっと見つめてきた。
「いや、眠いといえば眠いけど、そこまでないよ」
『そう？体制が眠そうだったから』
笑うAちゃんの顔を見ると、俺も自然と笑みがこぼれた。
すると、窓から風が吹き、ほのかに香りがした。
「Aちゃん、なんか匂いがするね？」
『えっ、くさいかな！？』
慌てるAちゃん。かわいい。
「いや、いい匂いだけど…」
『あ、たぶん香水。さっき鶴丸に抱きつかれた時に、匂いが移っちゃったの』
「鶴丸先輩…の匂いなんだ」
今朝の行動といい、この香水といい
俺に、見せつけてんのかな
これってつまりは…
マーキング
悔しくなった俺は
「俺もっとAちゃんと仲良くなりたいからさ、今日の放課後出かけない？それと、呼び捨てしてもいい？」
俺だって、負けないし。
Aちゃんは大きく頷いた。
『私、はじめて男友達に呼び捨てされるの嬉しい！いいよ、放課後空いてるよ、楽しみ！』
そんなに喜ばれたら、俺がもたないんだけど
「俺も。ありがとう、A」
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花火 - 更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2018年9月12日 16時) (
レス) id: aa95aa0f27 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 鯰尾ラブ☆さん» コメントありがとうございます！更新遅くてすみませんコツコツ頑張ります！ (2018年4月30日 19時) (レス) id: b641880a81 (このIDを非表示/違反報告)
鯰尾ラブ☆ - すごく面白かったです！続き楽しみにしてます！ (2018年4月28日 9時) (レス) id: b079f53f9f (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - ドールさん» コメントありがとうございます！私、ヤンデレ大好きなので鶴丸にやらせたいと思っていました（笑）鯰尾エンドになりますが、鶴丸のエンドもつくるつもりです！ (2018年1月12日 22時) (レス) id: 696a050760 (このIDを非表示/違反報告)
ドール - 鶴丸…ヤンデレ最高っ！…鯰尾エンドもきになるけどやっぱり推しの鶴丸エンドも気になりますね…。鶴丸エンドはおまけみたいな感じで…って、すみません！笑 (2018年1月12日 22時) (レス) id: 95fcd541ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊?*みぃ*?＊ | 作成日時：2016年12月15日 22時
