25話 ページ25
5校時の授業は体育
男女別であるため、女子はダンスなので体育館に向かう
私は友達と話しながら階段を降り、渡り廊下を通りかかる
「あ、ほら見てA！」
『え、何？どこ？』
友達が見てと言った方には
手をひらひら振りながらこっちを見てる鶴丸がいた
すると、こちらの方へと向かってくる
「こっち来てるね、うちらお邪魔かな？(笑)」
「A〜、先行ってるからごゆっくり〜！(笑)」
『いや！ちょっと待って…』
きゃーきゃー言いながら小走りで先い体育館に行ってしまった
そんな盛り上がるような雰囲気じゃないんだよ！？
「よぉ、A。体育か」
ビクッと肩が少し上がる
私は振り向き、鶴丸を見る
笑顔……なんだけど、やだな…
明るく笑ってるけど、というかこの笑顔好きだけど、今までのことを思うと怖い
『うん…ダンスなの』
「そうか、俺もAのダンスしてるとこ見たいな…それはもう、可愛いんだろうな…」
な、何なのさ、その顔は
笑顔というか、にたぁとした笑い方。顎の近くにおいてある手が気味が悪い
『可愛いとか…ないし、てかむやみにそういうの言わないで…』
「何だ、照れてるのか？Aは本当に可愛いなぁ」
私よりもとても背の高い鶴丸が、私の顔を覗き込んでくる
『やめてってば……あ、そういえば、その…熱は大丈夫なの』
私ってば何言ってんだろ
不意に思い出したこの前のこと。
熱があったし、まぁあれから結構経ってるから治ってるだろうけど
何で自分から話が続くような話題だしちゃったんだろう
「心配してくれてたのか。優しいな、もう平気だ」
鶴丸は慈愛に満ちた笑みを浮かべている
すると、ポンポンと頭を撫でてくる
『だから、そういうのやめてっていっ……て…』
言い返そうと上を向くと、いきなり鶴丸の顔が近くにあった
周りの景色が見えないくらいに近い
その時、またあの日のことを思い出す
保健室………
無意識に鶴丸の口元へと目がいく
「……どうした、俺の口ばかり見て」
そう言われた瞬間顔が一気に熱くなる
恥ずかしい。やばい、思い出したこと気づかれた
鶴丸は相変わらず気持ちが悪いくらい笑顔で見つめてくる
『違っ…あーーもう、じゃあね！』
私は走って体育館に向かった
「かーわいいなぁ…A」
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花火 - 更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2018年9月12日 16時) (
レス) id: aa95aa0f27 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 鯰尾ラブ☆さん» コメントありがとうございます！更新遅くてすみませんコツコツ頑張ります！ (2018年4月30日 19時) (レス) id: b641880a81 (このIDを非表示/違反報告)
鯰尾ラブ☆ - すごく面白かったです！続き楽しみにしてます！ (2018年4月28日 9時) (レス) id: b079f53f9f (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - ドールさん» コメントありがとうございます！私、ヤンデレ大好きなので鶴丸にやらせたいと思っていました（笑）鯰尾エンドになりますが、鶴丸のエンドもつくるつもりです！ (2018年1月12日 22時) (レス) id: 696a050760 (このIDを非表示/違反報告)
ドール - 鶴丸…ヤンデレ最高っ！…鯰尾エンドもきになるけどやっぱり推しの鶴丸エンドも気になりますね…。鶴丸エンドはおまけみたいな感じで…って、すみません！笑 (2018年1月12日 22時) (レス) id: 95fcd541ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊?*みぃ*?＊ | 作成日時：2016年12月15日 22時
