21話 ページ21
その夜
お風呂に入りながら、無意識のうちに唇を触っていた
今日、私は鶴丸と……
バシャッと、お湯を顔にかける
だめだめ、考えちゃダメだ
髪を洗い、体も洗い、いつものように洗顔もした
なのに、ついつい顔…口周りを念入りに洗ってしまう
鶴丸からいきなりされたからびっくりした
何だろ、キスされたことを考えると鯰尾くんのことも考えてしまう
何故か、罪悪感に似た感情が生まれてくる…
お風呂から上がり、部屋に戻ると、電気のついてない真っ暗な部屋に明かりが1つ
スマホの通知の光に気づき、電気をつけ、開いた
『…鶴丸』
鶴丸からメッセージが届いていた
通知はほとんど鶴丸からだった
そこには
《今日はいきなりあんなことしてごめん》
《Aを傷つけたよな》
《俺も、何であんなことしたのか…すまん》
メッセージを開いたので、何か返信しないとと焦る
〈いいよ、別に〉
返すと、すぐに既読のマークがつく
《俺、何であんなことしたのか考えたんだ》
《たぶん》
《Aの事が好きなのかもな》
『え…好き……って』
そこから通知は止まらない
《俺、Aのこと好きだ》
《好きだよ》
《なぁ、今から会わないか》
《ちょうど、お前ん家に用があるんだ》
《だめか？》
連続でピコンピコンと通知音が鳴る
私はマナーモードに設定し、通知をオフにした
《A、気づいてるだろ？》
開かずに見たその内容は、少し恐怖を感じた
この前も、こんな風に……
その時
"ピーンポーン"
反射的に後ろを見た
もしかして、このインターホンは…
私は下に降りずに、母の声を聞いていた
「あら〜鶴丸くん、どうしたの？」
鶴丸…！
ほんとに来た…
私は慌てて毛布の中に入った
階段を上る足音が聞こえてくる
コンコンとノックされるが、無視する
「A〜？鶴丸くんが来てるんだけど…あら、もう眠っちゃったのかしら」
そうだよ、もう寝ちゃったよお母さん！
早く、鶴丸をここから離れさせて！
「ごめんね鶴丸くん、Aったら寝てるみたい。…そうだ、待ってね今日作りすぎたもの持たせるから！」
「そんな、わざわざありがとうございます」
本当に何か用事だったんだろうか
母が階段を下りていく
すると
「A、おやすみ……また、明日な」
ドクンッ…！
おやすみ。それは普通の言葉なのに、何でこんなにも怖いと思ってしまうのだろうか
私はそのあと無理矢理眠った
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花火 - 更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2018年9月12日 16時) (
レス) id: aa95aa0f27 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 鯰尾ラブ☆さん» コメントありがとうございます！更新遅くてすみませんコツコツ頑張ります！ (2018年4月30日 19時) (レス) id: b641880a81 (このIDを非表示/違反報告)
鯰尾ラブ☆ - すごく面白かったです！続き楽しみにしてます！ (2018年4月28日 9時) (レス) id: b079f53f9f (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - ドールさん» コメントありがとうございます！私、ヤンデレ大好きなので鶴丸にやらせたいと思っていました（笑）鯰尾エンドになりますが、鶴丸のエンドもつくるつもりです！ (2018年1月12日 22時) (レス) id: 696a050760 (このIDを非表示/違反報告)
ドール - 鶴丸…ヤンデレ最高っ！…鯰尾エンドもきになるけどやっぱり推しの鶴丸エンドも気になりますね…。鶴丸エンドはおまけみたいな感じで…って、すみません！笑 (2018年1月12日 22時) (レス) id: 95fcd541ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊?*みぃ*?＊ | 作成日時：2016年12月15日 22時
