18話 ページ18
はぁ…
勢いでサボっちゃったけど、大丈夫かな、先生とか
確か、この時間は数学……あ、数学の先生いないから自習だっけ
ナイスタイミング！
とりあえず一安心したら、鶴丸に視線をやる
少しきつそうに、寝息をたてなが眠る鶴丸
昔から、風邪の時は大人しくて、余計に綺麗な顔立ちが引き立つ
熱なんかだして、自己管理が足りないんじゃないの…
まぁ、そんなことも言えないけど
『…大丈夫？』
呟くように言った言葉はたぶん鶴丸には届いていない
私もついでに休もうかと思い、椅子からたとうとすると、ガシっと軽く腕を掴まれる
「A、ここにいろよ…」
手を顔に当てながら私を横目で見てくる鶴丸
ほんのり赤く染まった頬に、首元の汗が変に色っぽくていやだ、目のやり場に困った
『私も、休もうかと思ったんだけど…隣のベッドにいるからいいじゃん？』
「だめ、休むんなら……こっち来い」
『ちょっ……！！』
熱のせいで少しは身体がだるいはずなのに、力は強く、私を引き寄せた
ドサッと無理やり引っ張られたせいで、変な体制で倒れた
すると、私の後ろから優しくギュッと抱きしめられる
その瞬間ビクッとする
『ちょっと、鶴丸！何この状況…やめてよ』
「……俺風邪なんだから、わがまま聞いてよ」
するとさらに強く抱きしめてくる
布団の中で密着しているせいで、暑い
こんなこと、だめなのに
私も何で逃げないの
この前あんなことされたのに、怖いって思ってたのに…
鶴丸のこんな弱いとこ見たら、断れなかった
(熱があるし…仕方、ないのかな…)
私はそのまま目を閉じ
気づけば眠っていた
鯰尾side
(A、戻ってこないな…)
Aは結局昼休みが終わっても、教室に戻ってくることはなく
自習だし、別に先生から怒られはしないけど…心配だ
だって、鶴丸先輩のとこだし
何されてるかわかんない
「おい、兄弟どうした」
骨喰が俺がボーッとしていたから不思議そうに見てくる
「俺、ちょっと行ってくる！」
・
・
廊下を走り、急いで階段を駆け下りる
階段を曲がった先に保健室がある
俺は、ゆっくりと保健室の前へと向かい、ドアに手をかける
(あれ？開かない…)
中にいるはずだから、ドアは開かないはずがないのに
何度もガッと強くドアを開けようとするが、無理だ。たぶん、鍵がかかっている
まさか…！
「A！中にいるんでしょ？」
ドアをドンドンと叩く
「…静かにしろよ」
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花火 - 更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2018年9月12日 16時) (
レス) id: aa95aa0f27 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 鯰尾ラブ☆さん» コメントありがとうございます！更新遅くてすみませんコツコツ頑張ります！ (2018年4月30日 19時) (レス) id: b641880a81 (このIDを非表示/違反報告)
鯰尾ラブ☆ - すごく面白かったです！続き楽しみにしてます！ (2018年4月28日 9時) (レス) id: b079f53f9f (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - ドールさん» コメントありがとうございます！私、ヤンデレ大好きなので鶴丸にやらせたいと思っていました（笑）鯰尾エンドになりますが、鶴丸のエンドもつくるつもりです！ (2018年1月12日 22時) (レス) id: 696a050760 (このIDを非表示/違反報告)
ドール - 鶴丸…ヤンデレ最高っ！…鯰尾エンドもきになるけどやっぱり推しの鶴丸エンドも気になりますね…。鶴丸エンドはおまけみたいな感じで…って、すみません！笑 (2018年1月12日 22時) (レス) id: 95fcd541ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊?*みぃ*?＊ | 作成日時：2016年12月15日 22時
