13話 ページ13
朝
私はいつもよりも早く起き、早く家を出た。
そして早足で学校へ向かう。
鶴丸に会いたくないからだ。
やっぱり、ずっと昔から一緒にいるから嫌いには中々なれない。
でも、怖い…これは、昔から少しは思っていたこと。
私は学校につき、安心して教室に入った。
朝はまだあまり生徒も来ていない。
暇なので外を眺めていた。
すると、教室のドアが開いたので、振り返った
『………え、何で……』
「全く、俺に何も言わずに先に行くなんてどうしたんだ？」
鶴丸だった。
今、教室には私しかいないから、二人きり。
この感じ…たぶん、怒ってる。
昨日のことを思い出すと、怖い。
逃げたいけど、入り口にいるため出られない。
「何をそんなに怖がってるんだ？」
そう言うと、こちらの方へと歩きだす鶴丸。
私はただ、鶴丸を見つめるしかできない。
鶴丸が目の前に来ると、昨日つけられた傷に触れてきた。
その瞬間ビクッと身体が拒否るように反応した。
「ここ、跡残ってしまったな…すまない」
『……や、やめてよ』
「そんなに嫌がるなよ、そんなに俺が嫌いか？昔からの仲だろう？」
『だからって…！』
鶴丸は喋りながらも、傷を触るのをやめない。
ずっと、優しく撫でてくるのだ。
それが逆に怖くて、いやらしい。
「Aは俺のこと嫌いなんかじゃないもんな…むしろ、好きだろ？」
私の顔に手をあて、見つめてくる。
何故か、身体が動かなかった。
腕を掴まれてるわけではないのに、逃げれるのに、身体が言うことを聞かないのだ。
……昔にも、こんなことがあったな。
それは、小学生の頃
鶴丸が何でも私のことを決めるのが嫌で喧嘩をしたら
私の頬に手を当て、じっと見つめてきた。
そして、そのままキスをされたのだ。
口ではなく、頬や首、手、足など
鶴丸はただ「好き」と何度も伝えながらキスしてくるのだ。
まだ幼かった私は、これが仲直りなのかと思っていて、何も思わずにすぐに許したのだ。
それに似たことを今されそうになっている。
鶴丸は、私の顔にぐっと近づき、耳元にキスしてきた。
『ちょっと、何して…！』
「好きだ」
『やめてよ！』
鶴丸は、私の声など聞こえていないのか
次々とキスしてくる
耳、首、頬、そしてゆっくりと胸元にまで…
まるで別人のような鶴丸に恐怖を抱く。
「A…A…」
『ちょ、つる……！』
ガラッとドアが開く音がして、そちらを見ると
鯰尾くんが立っていた。
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花火 - 更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2018年9月12日 16時) (
レス) id: aa95aa0f27 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 鯰尾ラブ☆さん» コメントありがとうございます！更新遅くてすみませんコツコツ頑張ります！ (2018年4月30日 19時) (レス) id: b641880a81 (このIDを非表示/違反報告)
鯰尾ラブ☆ - すごく面白かったです！続き楽しみにしてます！ (2018年4月28日 9時) (レス) id: b079f53f9f (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - ドールさん» コメントありがとうございます！私、ヤンデレ大好きなので鶴丸にやらせたいと思っていました（笑）鯰尾エンドになりますが、鶴丸のエンドもつくるつもりです！ (2018年1月12日 22時) (レス) id: 696a050760 (このIDを非表示/違反報告)
ドール - 鶴丸…ヤンデレ最高っ！…鯰尾エンドもきになるけどやっぱり推しの鶴丸エンドも気になりますね…。鶴丸エンドはおまけみたいな感じで…って、すみません！笑 (2018年1月12日 22時) (レス) id: 95fcd541ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊?*みぃ*?＊ | 作成日時：2016年12月15日 22時
