検索窓
今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:294,670 hit

気になんか、ならない。 ページ10

朝、目覚まし時計の音が
遠くから微かに聞こえてくる。

「・・・わ!お、起きな」


まだ寝ていたい気持ちを奮い立たせ、
準備のためリビングへと下りる。


「自分でこんなはよ起きるんめずらしいやん」

「あ、あぁ、今日 当番やから。」


わたしの早起きに目を丸くするお母さんを
てきとうな理由であしらった。

なんの当番やねん、嘘ヘタか。


とりあえず、今日は望に遭遇する前に
家を出ないと。

別にケンカしたわけじゃないけど・・・
なんか気まずいし、
朝いっしょに行くなんて気が進まない。


「行ってきます!!」


望に会いたくない一心で
足早に学校へと向かった。


「おはよう、A 今日早いやん!」

「まいこ おはよう!早起きしたー!」

「めずらし(笑)…なあ、ところでさ、」

「ん?どしたん。」

「昨日のことやねんけどさ、のぞ」


「おっはよー!!!」

まいこが何かを言いかけたところに、
ハイテンションのえりちゃんがやってきた。

「わ、えりちゃん何そのテンション、」

「まあまあまあ!またあとでゆっくり♪」

「朝からテンション高いわ・・・」



幸せオーラを振りまいて自分の席へ向かうえりちゃんを見つめながら

「(またあとで、ふたりの時に話そう。)」


コソっと、そうつぶやいたまいこの後姿を見送った。




望、えりちゃんに連絡したんかな・・・
どんな話したんかな・・・

そんなことを少しでも気にしてる自分がなんだかイヤで、


「メールくらい、べつに誰でもするやんな、」


そう静かに、つぶやいた。

好きなんかじゃない。→←なんか、むかつく。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (352 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
589人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りんごちゃん(プロフ) - ▼ めぐり。さん うわあ〜♪大好きだなんて///こちらこそ大好きです。ありがとうございます( ^ω^ )移行しましたので、そちらでもよろしくお願いしますね! (2014年5月26日 15時) (レス) id: 3d995db322 (このIDを非表示/違反報告)
めぐり。(プロフ) - 本当に本当に大好きですっ!!!頑張ってください\(//∇//)\応援してます!! (2014年5月25日 19時) (レス) id: 8d9766e09c (このIDを非表示/違反報告)
りんごちゃん(プロフ) - ▼ めぐり。さん ええ〜(゚△゚)!そんなふうに言ってもらえるなんて逆に頭下げます<○>わたしなんて全然ですほんとに><初心者ですし。でもめぐりさんのような方のために頑張ります!!(^-^)/☆ (2014年5月25日 16時) (レス) id: 16c48c6581 (このIDを非表示/違反報告)
めぐり。(プロフ) - うわー!返信きたぁー!!!小説は当たり前ですけど、りんごちゃん大先生ファンになりそうですっ!!2作目も3作目も楽しみにしてますね!! (2014年5月25日 15時) (レス) id: 8d9766e09c (このIDを非表示/違反報告)
りんごちゃん(プロフ) - ▼ めぐり。さん コメントありがとうございます(^.^)♪そんなこと言ってもらったらもう最強にテンション上がります( ´;ω;` )☆ありがとうございます( ´;ω;` )これからもよろしくお願いしますね! (2014年5月25日 8時) (レス) id: 16c48c6581 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りんごちゃん | 作成日時:2014年5月1日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。