チョコレートとカフェオレ。 ページ12
「最悪、なんでわたしが・・・」
授業が終わって、部活にも所属していないわたしは
だいたい放課後 友達と無駄話をするか、
さっさと家に帰るわけだけど、
なぜだか今日は運悪く、
担任に今度授業で使うプリントのホッチキス止めなんていう雑用すぎる雑用任務を任されてしまった。
面倒だし、お昼まいこに言われたことも気になって
無性にイライラする。
「だめだ、糖分を補給せねば、」
どうにか精神を落ち着けるため
新しく出たチロルチョコをひとつと、
飲みすぎてわたしのトレードマークにもなりうる
カフェオレを買って教室に戻る。
帰る途中、離れたところを歩く男の子が
ちらりとこちらを見た気がした。
誰だ、知らないや。まあ、いいか。
めぐる思考をてきとうに促して、
ちゅーちゅーカフェオレを飲んでいた。
『うわ、お前またそれ飲んでんの。』
すれ違いざまに響く聞き慣れた声に
カラダがぴくり、と反応した。
「・・・なんや、望か。」
すこしとぼけたフリをしてみる。
『なんやってなんやねん。
てかお前今日勝手に行ったな?
家の前で待ってたらおかん出てきて
Aならもう行ったでーって言うから焦った。
先 行くなら言えよ。』
「、別に約束してないし・・・」
『可愛くない返事ー。』
「もう、ええやろ!
あたしだって用事の日もあるわ、」
ほんとに、可愛げないなって思う。
けど、なんか望 見てたらイライラ再発しそうで。
せっかくカフェオレで糖分摂取してんのに、
効果が薄れちゃたまったもんじゃないのよ。
「あたし、頼まれてる仕事あるから行くわ」
そう言ってさっさと望に背を向けて走り出す。
『明日はいっしょに行けるんかー!』
なんて叫んでる望に、
「当分朝は早めに出るから!!!」
なんて、また強がった可愛げない返事をして。
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りんごちゃん(プロフ) - ▼ めぐり。さん うわあ〜♪大好きだなんて///こちらこそ大好きです。ありがとうございます( ^ω^ )移行しましたので、そちらでもよろしくお願いしますね! (2014年5月26日 15時) (レス) id: 3d995db322 (このIDを非表示/違反報告)
めぐり。(プロフ) - 本当に本当に大好きですっ!!!頑張ってください\(//∇//)\応援してます!! (2014年5月25日 19時) (レス) id: 8d9766e09c (このIDを非表示/違反報告)
りんごちゃん(プロフ) - ▼ めぐり。さん ええ〜(゚△゚)!そんなふうに言ってもらえるなんて逆に頭下げます<○>わたしなんて全然ですほんとに><初心者ですし。でもめぐりさんのような方のために頑張ります!!(^-^)/☆ (2014年5月25日 16時) (レス) id: 16c48c6581 (このIDを非表示/違反報告)
めぐり。(プロフ) - うわー!返信きたぁー!!!小説は当たり前ですけど、りんごちゃん大先生ファンになりそうですっ!!2作目も3作目も楽しみにしてますね!! (2014年5月25日 15時) (レス) id: 8d9766e09c (このIDを非表示/違反報告)
りんごちゃん(プロフ) - ▼ めぐり。さん コメントありがとうございます(^.^)♪そんなこと言ってもらったらもう最強にテンション上がります( ´;ω;` )☆ありがとうございます( ´;ω;` )これからもよろしくお願いしますね! (2014年5月25日 8時) (レス) id: 16c48c6581 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんごちゃん | 作成日時:2014年5月1日 18時