story 22 カルマside ページ29
卵焼きを掴んで無言で口元に近付けてくる
業「「あ〜ん(ﾊｰﾄ)」とか言わないの？」
『あーん。』
業「うっわ、棒読み」
実は箸、入ってたんだよね
食べさせてもらうために 嘘をついてみた
俺がご飯一緒に食べるだけで終わり。なんて言う方が珍しいから怪しまられるかな
と、思ったんだけど、怪しんでる素振りも見せない
気付いてないのかな？
半分くらい食べさせてもらった所でガシャンッと後ろで物音がする
俺とAが振り返るとリスが保冷バックの上に乗っていた
保冷バックは転けて中から俺の箸が見えている
業「『あ、』」
やっば、ばれたかも…
Aが怒っているかもしれないのでゆっくり向くと
こっちをじっと見ていた
目が合うなり笑顔になるので俺も笑顔を作る
ちゃんと笑えてるかな…
ひきつってると思う
謝ろうと口を開いた瞬間
『携帯、貸して』
業「え？」
小声で急にどうした？
『大きい声ださないでよ！リスが逃げちゃうじゃん！ 携帯 教室に置いてきたから貸してって言ってるの！』小声
業「あぁ…」
怒ってるわけではなさそうでよかった
携帯を渡すとリスを連写しだすA
あんなに撮ってどうするんだろ。俺の携帯なのに
何気なくリスを見ていると…震えてない？Aが怖すぎで
業「もぅやめなよ」
Aの動きが鈍ったすきに脱出したリス
『あ、逃げちゃった…』
戻ってきて 俺に携帯を渡し
『はい、あーん。』
相変わらずの棒読みの「あーん」が始まった
業「怒らないの？」
気付いてないなんて言わせないほど堂々と出ている俺の箸
『私はリスしか見てませーん』
業「…そっか」
怒ることなく、俺に甘えさせてくれるのはAの優しさであり、俺が好きなところでもある
食べ終わったから教室に戻ることになった俺たち
校庭で暗殺サッカーをやっているのを見て
Aが「やるんだい！」と言って参加することに
しばらく遊んでいると暗殺者であろう先生がやってきて
殺せんせーにベトナムコーヒーを買ってくるように言っていた。パシリじゃん
そこでチャイムが鳴って
磯「イリーナ先生？授業始まるし教室戻ります？」
イ「ファーストネームで気安く呼ぶのやめてくれる？」
と偉そうに言った
イ「「イェラビッチお姉様」と呼びなさい」
なるほどね
ってことは
業「『…で どーすんの？ ビッチねえさん』」
Aと思考回路が同じみたい
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milk(プロフ) - 恋雪~こゆき~さん» そうですね マンガから、アニメ、映画まで全て見ておりますっ！！ (2017年5月30日 22時) (
レス) id: e231bc216b (このIDを非表示/違反報告)
恋雪~こゆき~ - 作者さんは、暗教のアニメと映画(実写)両方見たんですか????? (2017年5月30日 2時) (レス) id: 3a144f4222 (このIDを非表示/違反報告)
新音☆__☆shion☆__ - 続編みたよー！そっちにコメントしてあるから！！よろっぷー(^∀^) (2017年3月20日 14時) (レス) id: 04e054ddfa (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - 新音☆__☆shion☆__さん» 文句言ったら余計に悪くさせられそう笑 私はどこかのお嬢様になりとーござんす。笑 (2017年3月19日 17時) (レス) id: e231bc216b (このIDを非表示/違反報告)
新音☆__☆shion☆__ - milkさん» ホントだよね(笑)神様にあまり、文句は言いたくないけど(汗)私はもっと恵まれた生活がしたかったなー (2017年3月19日 11時) (レス) id: 04e054ddfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milk | 作成日時：2017年1月28日 22時
