検索窓
今日:34 hit、昨日:9 hit、合計:1,955 hit

二人の心配 ページ38

(sideアズール、ジェイド)





「あの二人は今頃何をしていますかね。」
「ふふっ。気になるのですか?」


アズールとジェイドがそう話すのは勿論、Aとフロイドの事である。
海に旅立ってまだ半日も経っていないと言うのに、アズールは心配そうに二人のいる陸の方を見つめていた。
それに気付いたジェイドは苦笑しながらアズールへと話し掛ける。


「気にならない方がおかしいでしょう?貴方の片割れは問題ばかり起こしますし、Aさんに至っては何者かに狙われている訳ですから。」
「でも、僕達がいないから案外二人きりで清々しているのかもしれませんよ?」
「まるで私を小姑扱いしますね。」
「いえ、そういう訳ではありません。しかしそう聞こえていたなら申し訳ありませんね。」


歯を見せながらジェイドが笑う。
まるで悪いと思っていない笑い方である。
アズールはそれを見て頭に手を置き、軽く頭を振った。


「……早く用事を済ませて帰るとしましょう。」
「はい。そうですね。」


二人はその言葉を合図代わりにして、海の底へと潜っていくのだった。

Pt上げの為の食事作り→←海は大荒れの予報です



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
10人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:モネ | 作成日時:2021年10月5日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。