気になるあの子とミルクティー【菅原孝支】 (ページ3)

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さんくちめ。ページ3

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『やーっと終わった！！』

午後の授業も全部終了。

もう部活を引退した私はあとは帰って受験勉強をするだけ。

「A～帰ろ～」

『うん、帰ろ！』

荷物をまとめ、教室を出ようとする。

「あっA」

教室を出ようとした瞬間、誰かに呼び止められ振り返る。

そこには澤村の姿。

『どーした？』

「あのさ、ちょっとうちのマネージャーが体調悪くて今日部活来れないらしいんだ。

助っ人で今日だけマネージャーしてくれないか？」

眉毛を下げながら申し訳なさそうにそう告げられる。

ぐっ、そんな捨てられた子犬みたいな顔されて断れる人がいるでしょうか。いやいない！

『うーん、今日だけならいいよ』

「本当か！助かるよ！！」

捨てられた子犬からご飯もらった犬みたいな顔になった澤村。無邪気か。

一緒に帰ろうとしていた友達に訳を伝え、先に帰ってもらい、ジャージを着て体育館へと向かう。

私の1日マネージャー体験、始まります。

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