2017. ページ17
改めて思考回路をフルで作動させる。
私の中で翔平くんはどんな存在なんだろう。
LINEする友達?愚痴とか野球の話する友達?
仲のいい男友達?
私は本当に"友達"と思ってる?
友達として好き?
もちろん。
異性として好き?
その感情を抱いたら、the end。重々承知だ。
私の立場上、得なくてはいけないのは
友達として好き。
もう片方を選んだら、私は終わる。
伊達に恋愛して結婚した訳じゃない。
けれども、自分自身の事は自分が1番の理解者だから。
チケットを取って招待してくれたあの試合をみたときから、
ダッグアウトへ戻っていく翔平くんを観て、
目が合って、
私に翔平くんが微笑みかけたあの時。
自分の中で、翔平くんの存在が確かに、
着々と大きくなっている。
自分の心の中の事だから誰にも理解し難いけど、自分が言っているのだから、本当だ。
──やはり、自分の中での気持ちがグラつき始めている、かもしれない。
可能性がないとは言いきれない。
こんなことは、理解してはイケナイ。
この理解してはイケナイ気持ちを肯定してしまうと、
誓ってしまった愛を、否定することになってしまうから。
もう1人の自分が"
ダメ、開けないで。
一生開かないように、だれか、お願い。
そして、その箱を私の見えない所に、葬って───。
翔平くんとの出会いから記憶を消して欲しい。
寝て起きたら、何もかも、忘れていてほしい。
無理難題を自分自身に課した。
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ミカ(プロフ) - flowers5730さん» ありがとうございます! (2023年5月6日 2時) (レス) @page26 id: 3ab0355b62 (このIDを非表示/違反報告)
flowers5730(プロフ) - 面白いです 投稿楽しみにしてます☺️ (2023年5月5日 8時) (レス) @page4 id: 703aa6d383 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミカ | 作成日時:2023年4月15日 20時