働くどっキュンM!LK 琉弥 お花屋さん編�� ページ13
薄っすらと空が白み始めた午前六時前。
私はいつもより早く目が覚めた。
今日は日曜日で仕事もお休みだというのに、珍しい。
でも、とても気持ちよく目が覚めてしまった。
「散歩でも行こうかな」
私はそう思い立って、髪型を軽くセットすると、着替えて玄関の扉をくぐった。
朝のひんやりとした気持ちのいい風と、新しい匂いが私を包み込み、なんだかちょっとワクワクしてきた。
何かいいことが起こりそうな、そんな気分。
しばらく近所を散歩していると、半分開いたシャッターの中から、照明の光がこぼれているお店が見えてきた。
開店前の準備でもしてるのかな
少し近づいてみると、それは、小さな花屋さんの様だった。
店の前に、色とりどりの花が陳列されている。
「こんなところにお花屋さんなんてあったんだ…」
人影が見えないので、私は陳列された花をよく見たくなって、しゃがみ込んで顔を近づけた。
花のいい香りが辺りを包み込んでいた。
ふっと顔をあげると、店のガラス戸の向こうで、誰かが何か作業しているのが見えた。
まだ、若いように見えるその人の横顔が、花にも負けず劣らず美しく見えて、私は少し見惚れてしまった。
すると、そんな私の視線に気がついたのか、その人はゆっくりと外の方に視線をやると、私の姿を発見したらしかった。
急いで視線を外し、立ち上がる私を後目に、その人は優しい笑顔でガラス戸を開いて顔を出してきた。
「おはようございます」
「あ、あぁ、すみませんお仕事の邪魔してしまって…！」
私はそう言うと、逃げるようにその場から立ち去った。
何やってるんだろうか。
これじゃあただの怪しい奴じゃないか…。
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milkssss(プロフ) - Shiori さん» そう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年12月5日 16時) (
レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
Shiori - このお話すごく好きです！！ 場面が驚くくらい想像できます、、(笑) これからも更新楽しみにしてます！(*^^*) (2019年12月4日 21時) (レス) id: aba1645da3 (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - かなとさん» 失礼いたしました。ご指摘ありがとうございます (2019年6月30日 15時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年6月30日 15時) (レス) id: cc384a4978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milkssss | 作成日時：2019年6月30日 15時
