働くどっキュンM!LK インタビュー編�� ページ23
平日なのに、結構お客さんが入っている。
「いらっしゃいませ。空いている席にどうぞ」
すると、背の高い店員さんが笑顔で出迎えてくれた。
あぁ、この人がこの店のオーナーさんか。
確かに笑顔が素敵な人だ。
見てるだけでこっちが元気になってくる。
「先日電話させてもらったこういうものです」
私は名刺を手渡した。
「あぁ、うちの店のお客さんを取材してくださるんですよね？よろしくお願いします！」
「はい、こちらこそ！」
そう言って、私は店の奥の空いている席に一先ず腰かけることにした。
「あ、すみません。こちらの席は、ちょっと…」
よく見ると、Reservedの札が置かれていた。
「あ！すみません！」
「いえ、こちらの席は僕の大切なお客様専用なんです。申し訳ありません」
「はぁ…」
それなら仕方がない。
別の席にしよう。
そう思って席を移った私の目に、とんでもない光景が…。
「天狗…？」
真っ赤な長い鼻を付けた少年がケーキを頬張っている。
その前の席では女の子が面白そうに微笑んでいる。
これは取材だ。
「すみません！どうしてそんな恰好を？」
「あぁ、これですか？もうすぐお盆も近いんで、これで怖い話でもしようかなって思って！」
「ふふ、去年は河童だったもんね？」
河童？天狗…？この二人は何を言ってるんだろうか…。
「そうですか。面白い彼氏さんですね！」
「え？！いや、彼氏だなんてそんな！親戚の男の子ですよ！」
「え？親戚以上の関係やと思ってたのに、違うん？」
「え？！あ、あぁいやそれは…」
うふふ、初々しいこと。
ここはそうっとしておいてあげよう。
「どうもありがとうございました！」
さて、次はどんなお客さんがいるのかしら？
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milkssss(プロフ) - Shiori さん» そう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年12月5日 16時) (
レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
Shiori - このお話すごく好きです！！ 場面が驚くくらい想像できます、、(笑) これからも更新楽しみにしてます！(*^^*) (2019年12月4日 21時) (レス) id: aba1645da3 (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - かなとさん» 失礼いたしました。ご指摘ありがとうございます (2019年6月30日 15時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年6月30日 15時) (レス) id: cc384a4978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milkssss | 作成日時：2019年6月30日 15時
