働くどっキュンM!LK 瑞生 オフィス編�� ページ2
え？
今、なんて？
「後ろの席じゃ、どれだけ進んでるのかわからないし、ここのパソコン、ネットワークで繋がってるから、どこのパソコン使っても、同じ作業できるからさ」
あぁ、そういうことか…。
ちょっとだけ、変な期待しちゃったのがバカみたいだわ…。
「あ、俺の横じゃ、嫌だったかな？」
「い、嫌じゃないです！！」
あちゃー…。
大声出しちゃって、私は一体なにしてるんだ。
恥ずかしい…。
「そっか。じゃあおいで？終わったら、ちゃんと元通りにしとけば大丈夫だから」
そう言うと、瑞生先輩は隣の席のパソコンを立ち上げ、パスワードを入力して画面を開いてくれた。
はぁ…。
何て優しいんだろう。
「し、失礼します…」
ゆっくりと、瑞生先輩の隣のデスクの椅子に腰かける。
自分の椅子に座るのとは、訳が違う。
いや、同じ椅子だし、同じデスクなんだけど。
私のすぐそばに、瑞生先輩が座っている。
手が、震える。
「よし、じゃあ早いとこ終わらせちゃおうぜ」
瑞生先輩はそう言うと、白い歯を見せてほほ笑んだ。
この笑顔、とっても素敵なの。
ちょっと、元気出てきた。
「よし…」
小声でそう言うと、私も再びキーボードを打ち始めた。
あ、打ち間違い…。
そして、それから2時間後、ようやく資料が完成した。
「はあ…。やっと終わったよ…。まじで疲れた…」
隣の席で、瑞生先輩が両目を押さえつけている。
私も疲れた。
変な緊張も相まって、肩も背中も痛い。
「お疲れ様です…」
「お疲れ〜…の、その前に、資料の確認するわ」
すると、キャスター付きの椅子を転がして、瑞生先輩が私のパソコンを覗き込む。
先輩との距離僅か5センチメートル。
心臓が爆発しちゃいそう。
「うん、ばっちり。これならあの部長も納得してくれるだろ。やるじゃん」
「あ、あ、ありがとう…ございます…」
どうしよう、めちゃくちゃ口ごもってしまった。
変な人って、思われたら、どうしよう…。
いや、もうすでに思われてるか…。
「あ、ごめん。近かったね…」
そう言って、瑞生先輩は自分の席に戻っていった。
いや、全然、もっと近くに来てくれても良かったんですよ？！
いやいや、何を考えてるんだ私は…。
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milkssss(プロフ) - Shiori さん» そう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年12月5日 16時) (
レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
Shiori - このお話すごく好きです！！ 場面が驚くくらい想像できます、、(笑) これからも更新楽しみにしてます！(*^^*) (2019年12月4日 21時) (レス) id: aba1645da3 (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - かなとさん» 失礼いたしました。ご指摘ありがとうございます (2019年6月30日 15時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年6月30日 15時) (レス) id: cc384a4978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milkssss | 作成日時：2019年6月30日 15時
