牛乳専門店 M!LK (ページ1)

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「ねえ、仁人くん」

久しぶりのデートだというのに

仁人くんは自宅から持ってきたであろう小説を読んでる

こんなのデートじゃないつまんない！

と、思った私はいい事を思いついたのです

前に太智くんが教えてくれたゲームをやろうと思います

『ん、どうした？』

話している私には目もくれず
小説の小さな文字に目を向けたまま

彼女より小説ですか、

「いきなりだけどさ目を逸らしたらダメゲームしよう！」

『 .. いや、ほんといきなりすぎて、笑

ごめん、なに？目逸らしたらダメ？』

あ、やっとこっち向いてくれた

「そう！名前のまんまの意味だよ！」

『俺はAの事を見つめてたらいいの？』

「そういうこと！私は仁人くん見つめるの！」

『 .. ん～、まあ分かったいいよ』

仁人くん納得してなかった？みたい

だったけどやってくれるらしい！

「じゃあ、仁人くんここ座って」

そういって仁人くんをフローリングから

私のいるソファーの黄色いクッションの方に座わらせた

「いくよ、よ～いスタート！」

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と、私から言ったものの ..

あんな美しい顔で見つめられたら

照れないはずがないわけでして

始めて５秒も経たないうちに

「 .. ッやっぱ私が無理！」

恥ずかしくなって顔ごと逸らしてしまいました

『まって、いくらなんでも早すぎない？笑』

「ごめん、やっぱ無理だった恥ずい」

『１０秒ももってないよAが言い出したのに笑』

「でも太智くんに教えて貰ったゲームのなかで

いちばん簡単なやつだと思ったんだけどなあ」

『他はどんなのがあったの』

「えっと .. 愛してるゲームとか .. 」

『太智俺の彼女に何教えてんの笑』

「 .. また今度再挑戦させてください」

『俺もう恥ずかしいから大丈夫です』

「そんなこと言わずにさあ、仁人くん」

『 Aが先に照れてたくせによく言うよ笑』

「それは、仁人くんのせい」

( 太智もうAに変なゲーム教えないで .. )
( 改めて見たけど仁人くん美形すぎた )

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