【ナルト】カッコつけてる忍ですが実は怖がりです【男主】 (ページ9)

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俺の力ページ9

「青春はまだ終わっちゃいないぞっ！今から……」

うん、うるさい←

『決心はした

だがそれで俺の恐怖が
無くなる訳じゃない

足手まといを連れるよりは
カカシ達だけの方が任務達成率は高い……違うか』

Cランク任務

波の国まで依頼者を送り届ける

俺は必要ない

心の中で微笑みながら
俺はその場から消えようとする

「……断るという事は今回の任務内容を知ってのことか……？」

？

「あぁ、依頼主を波の国まで送り届けるだけの簡単な任務だろ

んなのわざわざ俺の____」

「簡単な任務ならお前の恐怖が蘇る事は少ないんじゃないかの……」

『！』

その言葉にハッとする

(なるほど……最初から俺が断るのもお見通しって訳か)

「A！青春はここからだ！任務で恐怖を克服し、前に進むんだ！☆」

そう言って歯を光らすガイ

疑わない

己の力を

そんなガイを見ていると

『三代目、ひとつ聞いておくが
今回の任務はっきり言って俺がいない方が効率がいい』

俺の正直な気持ちが出せるような気がして

『それでもあんたが俺を任務に出そうとする気持ちが
イマイチわかんねぇんだ……

一体何が目的だ？』

本当に俺は必要とされているのか

『あんたの役目は任務を成功へ導く人材を編成することだろ……？

俺が入る事でその確率を格段に下げる事となる』

あんたの本当の気持ちを知りたくなった

しばらく黙ってから

「確かに任務の成功率は大いに下がるだろうな

基本編成に元々怖がりでしかも
幾つかの症状まで出しておるような輩を連れていくんじゃから……」

ｸﾞｻｯ……はい？

「しかもめんどくさがりやで
忘れっぽい……口も緩いしのぉ」

ｸﾞｻｯ……

ガイ「あの三代目……さすがに」

「自信家で女の色気に弱く
おまけに金使いが荒い

はっきり言って忍者に向いてすらおらん」

ｸﾞｻｯ…………ﾎﾞﾀﾎﾞﾀﾎﾞﾀ

ガイ「……三代、目？」

さすがのガイも

さすがのって何だよ←

少し焦っている様子だ

俺は反感する気力もなく
その場に膝から崩れる

「……まぁ要するに任務の邪魔になるだろうな」

『……』

え、今の何

今の場面って悲しみに耐えられず
ガッカリしている俺を褒めて元気にするとこだろ！？

なぁっ！？←

真面目に暗くなる俺の肩に
温かい手が置かれる

「……だが、前向きな努力と己を疑わず信じ続ける心……

今は恐怖で身を縮めていても
その身を開かせればやがて里を守る力となる

その為の下準備……といったところかのぉ」

『……っ』

もう分かってるよな

俺がするべき事……。