【ナルト】カッコつけてる忍ですが実は怖がりです【男主】 (ページ40)

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話の続きを…… ページ40

白side

『知って……るぅ！？』

そういうとAさんは
僕の方に信じられないくらい
驚いた顔をしてみせた

いつもはあまり表情を見せず

どちらかと言えば強がっているような人

氷のように透明で読み取れそうなのに
固い守りにおおわれた貴方の心は

一体どれだけの事を知っているんですか……？

……だから

貴方がそんな表情をするなんて
思ってもみなかった

「なーんて……冗談ですよ？」

僕はそういって彼に微笑んだ

『だ、だよな……？

うん、知られてちゃ……困る///』

顔を赤く染め
自分に言い聞かせているAさんに

僕はまた笑ってみせた

「でも、話から推測すると
僕の母に手を出したみたいですね」

『なななな、なにいいいいって！！////////』

尚も顔を赤める彼は
動揺を全く隠しきれていない

「じゃあそろそろ二人の話でも聞かせてもらいましょうか

恐らくそこに母と貴方の血が
繋がっていた理由もあると思いますし……」

僕がそういうと彼はバツが悪そうに
頭をかくと視線を海に向けた

Aさん？

『…………さっき話したのには
続きがあったんだ

封印術を発動させたすぐ後
封印した術の精度に若干に誤差が生まれて

お前の母親は一回死にかけた』

「！？」

『術の大きすぎるその力は
お前の母親を記憶喪失まで追い詰めている』

『【封印術・封術界桜籐】』

辺りを覆う光の中術は術式のなかに
吸い込まれるように消えていく

だが

「ぐあぁっ！ああぁぁああっ」

術の力に母ユウキは耐えられなかった

『もう少しぃっ！もう少しだ！』

およそ5分の封印の後

僅か1分でユウキは仮死状態に入った

術が大きすぎ

封印する際
体内に大きな負担をかけていたんだ

封印の間体が持ったのが奇跡なくらいだった

だが俺に医療忍術を使えるほどの
チャクラは残っていない

まだ小さな子供

出血量が体内の3/1を超えりゃあ
簡単に死ぬ

俺がとったのは

自分の血液を分け与える事だった……。