【ナルト】カッコつけてる忍ですが実は怖がりです【男主】 (ページ39)

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封印ページ39

『俺達が言い争っている間に
花を腕いっぱいに持った女の子が現れた』

白「……その女の子が……母だったと？」

『あぁ……』

“お兄さんたち、何しているの？“

『！？』

「ちょうど良かった
お兄さん達困ってて……

……お嬢ちゃん、もし良かったら
この村の平和のためにも
協力してくれないかなぁ？」

その言葉に血の気が引いた

何を言っているんだ？

こんなにも小さな子に封じようとしているのか？

俺達の前にたっているのは
蒼柊(あおひいらぎ)の花を両手いっぱいに抱えた

小さな少女

顔立ちからしても7、8歳だ

『……いくら何でも無茶苦茶だ
さすがにこの子には……っ』

だが俺の声は無意味だった

“うん、“きょうりょく“してあげるよ“

『……っ！？』

少女がそういってしまったのだ……。

*

「いい子だねぇ～、きっとパパとママの教育が良かったんだろう」

親の有無を調べ

「そうそう、後これをこうやって……」

術の相性を調べ

「なら、ここで少し楽にしててね」

時は着々と過ぎていった……。

「A、早くしろ！

少し待っててね～」

自分の意思じゃない

けれど俺の任務だ

ただ無意識に俺は霊狼に触れていた

その時

“ソナタは何者なのじゃ？“

『声が聞こえた……今まで途切れ途切れに聞こえてきたあの声の主

それは、本来の術の後継者の一族の者だった……

話を聞いて分かった事は２つ

ひとつは過去に術が暴走し
その未知の力は恐れられていること

もうひとつは術の威力

すでに術をかけた本人はあの世

残った怨念ってやつが術を纏わせたようだ』

白「……そう、ですか」

暗くうつ向いた白に
俺は何の言葉もかけてやれない

ただ話を進めた

『……後はお察しの通りだろうよ

俺の術でお前の母に術を封じ
任務終了

けど、お前の母は術との相性が完璧じゃない

それを口実に俺はちょくちょく
お前の母に会っていた』

「……知ってます」

そうかそうか

知って＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

……はい？