【ナルト】カッコつけてる忍ですが実は怖がりです【男主】 (ページ35)

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閉ざされた過去…… ページ35

『あれは確か……任務中だったけなぁ』

*

『Bランク任務～！？

……めんどくせぇ(ﾎﾞｿｯ』

ヒルゼン「おい、聞こえておるぞっ！

ゴッホン、良いか今回はチームで行ってもらう
お前の我が儘のせいでチームバランスが崩れない事を祈っている」

(そこは、任務の成功を祈るとこだろ……)

夕日さしこむ部屋に
俺の声が響き渡る

『で？任務内容は……？
俺的にはパパッと終わるやつがいいんだけど』

ヒルゼン「簡単にいえば調査だ

霧隠れの里の北部で何やら不穏な噂があった
お前たちの班にはその噂について調べてもらいたい」

(言った側から超めんどくせー任務じゃねぇかよ……)

『まぁ…適度(適当)にやってきますよ』

***

吹雪が俺たちの視界を悪くする

冷たい雪は刃のように俺達の体を襲う

「……あれか…… ！？

全員避けろっ」

避けろって言われても
何から避ければいいのやら

襲ってくる雪の中
俺は集中して“何か“の気配を感じとった

“我は……悪くない……っ“

ふと頭の中で何かが聞こえた

絞り出すように苦しげに話す
何者かの声が……

確かに俺には聞こえた

冷たくでもどこか哀しく

何かを求めるように
呟かれたその声に

俺は息をするのも忘れていた

(何なんだ……一体＿＿)

「Aっ！前だ！！」

もちろん今の状況も……。