伝言 ページ4
ヒルゼン「そう言うわけで
お前にAを任務を引き受けてくれるように説得してもらいたい」
「はぁ、一応やって見ますがアイツがこれからも続けるというかどうかは
分かりませんよ」
三代目から頼まれたのは
任務の伝言
理由は召集命令を出しても来ないから
だそうだ
だが面倒なのはそこじゃない
相手が怠け者のAだと言うことだ
俺も過去に大切な者を失い
同じような思いをし生きる意味も分からなくなった
だがアイツは任務に対しての
恨みが強い
“任務さえなければ助けられたかも知れない“
その言葉をアイツから
何度聞いただろうか
忘れなれない記憶
俺だって忘れられない
俺がこの手で、と思うと
だがここで立ち止まっていても
犠牲が少なくなる訳ではない
その事を俺は教わった
恐怖を乗り越え今の俺が存在する
消して消えぬ恐怖も
今は少し落ち着いている
「ところで、任務の内容は？」
昔はアイツだって
あんなに弱気な奴でもなかった
……医療忍者になって俺は
皆を、お前らを守ってやるよっ！……
……どうだ！すげー上達しただろ！？……
……守れなかったんだ
俺じゃ、誰一人……
「カカシ聞いておるか……？」
その言葉でハッと我にかえる
「すみません、考え事をしていて
で、任務の内容は……」
*
他の国、零波のお嬢様の護衛、か
任務を言いに
アイツを探していると
山奥にたたずんでいるA見つけた
普通に後ろに降り立ったのに
あいつは気づいていない様子
軽く肩を叩き
「よ、なにしてるんだ、こんな山奥で」
と言うとアイツは一瞬肩を震わせた
だがすぐに呼吸を整え
『何のようだ カカシ』
と言う
そこから任務を了解してもらい
俺はナルト達の所に向かった
(まさか、な……)
ひとつの不安を残して……。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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作者名：堕天使マリア★ | 作成日時：2016年4月16日 12時
