氷遁と封印されし力 ページ25
白side
未だに忘れられない
母の最後の言葉が……
そして
父とあの人達の冷たい表情を
Aさん
貴方が僕の母に
“あんな事“をしなければ
母は苦しむ事なんて
なかったんですよ…………
***
「人数が増えたところで
貴方達に僕を殺ることは出来ない
見せてあげましょう
これが僕の本当のスピードです」
氷を駆使し
その全てを氷の中へと誘う
氷の秘術
けして
僕の凍りきった心は解けない……
Aさん 貴方が
この世に存在する限りは……
***
『はぁ……はぁ』
「……久々に見ましたよ
貴方のその疲れきった表情を」
皮肉なのかも知れない
ただ
後悔させてやりたかった
貴方のした事を
貴方が進んだ道を 選んだ道筋を
貴方の生きた事を全て……
母に代わって
この僕が…………っ
**
ナルト「……」
倒れたナルト君を見て
僕は少し行動を戸惑った
今攻撃すれば
きっと彼は……いえ
僕にとってこの感情は不要です
……許してください
……ナルト君
いや、
サスケ君……
*
鈍い音がして
彼の体から赤い血が滴り
地面を紅く染めていく
「……なん、で……」
驚いたように声を掛けるナルト君
「もう目の前で大切な奴を失いたくない」
この言葉が
しつこいほど 僕の心に響いた
その後から彼の ナルト君のチャクラは
僕の想像を遥かに越えた
膨大なチャクラが
ナルト君の体を包み込み
ナルト君が手を振り上げた瞬間
僕の氷が割れ弾けとんだ
(これは……一体)
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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作者名：堕天使マリア★ | 作成日時：2016年4月16日 12時
