純粋培養は狙われやすい！？【桃源暗鬼】

誰が牢獄へ？ ページ39

A視点





ムダ先の爆弾発言…それは…



無「部屋が足りないから、1組は3人、余った1人は【俺と同室】だ」



ムダ先と…同室…？先生厳しそうから、もし俺が同室になったらやっていけるかな……でも逆に3人のとこは楽しそうだなぁ。




一「おぉお、俺は死んでも嫌だぞ！」



矢「てめぇバカなんだからむしろ行っとけ！」



はは…2人はすごい嫌がってるな…。先生は怖いけど優しい一面もあるし…



槐『じゃあ、俺が先生と同室になろうか？』




…急にみんな静かn




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

視点無し




Aの発言に静まり返った教室。
その沈黙を即座に破ったのは一ノ瀬だった。



一「それは！絶対！だめだあああ！！」



これは一ノ瀬だけが思っていることではない。
なぜなら皆(漣、屏風ヶ浦を除いて)…



(((まあ、槐と同室なら他の奴らよりましだな……)))



などと考えていたからだ。それはまたなぜかって？
それは、槐なら己の気分を害すことは無さそうであるからだ。そう、槐はそのアホさ(天然さ？)故に、憎めないキャラだったのだ…！



ちなみに屏風ヶ浦は、自己肯定感が低いあまり、自分が選べる立場にあるとは露ほども思っていない。
漣は…まあ分かるだろう。



槐『えっ…な、なんでだめなんだよ…？」



矢「んなの、あいつが困るだけだろ、お前アホだし」



槐『な゛ｯ！…確かにっ、そうかもしれないけど…！』



と半ばカオスに片足を突っ込んでいる状況だが、漣の発言で、もう片方の足も突っ込むことになった。



漣「いや、うちはこいつと一緒だから」



手「え…？」



突然漣と同室宣言された手術岾は情けない声を漏らさずにはいられなかった。さも当然かのように断言されたのだから。しかし驚いているのは手術岾だけではない。



遊「えぇぇぇ！？何それどーゆーこと？どーゆーこと？」



一「え？あいつらそーゆう感じなん？」



槐『？そーゆう感じってどんな感じなんだよ？』



一「へっ？あー、それはほら！な！わかんだろ！」



一ノ瀬は薄々分かっていた。Aには「そーゆう感じ」が伝わらないことが。



皇「話しかけんなカス」



一「殺すぞてめぇ！」



皇后崎もいたって通常運転だが、毎回一ノ瀬をムカつかせる天才であることは間違いない。



手「いや…僕は…」



この場で一番の被害者はおそらくこいつだろう…。


　

びゃっ※少し下ネタあり？→←ｳﾞｳﾞ…

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す