〇大好きを混ぜて ページ32
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「A〜」
ごちゃごちゃしたバックヤードを片付けていると、きょーちゃんが私を呼ぶ声が聞こえた。
「はぁい！いま行く〜！」
「あ！Aちゃん！」
ホールに戻るとそこにはもう�眥佑気鵑呂い覆�て、入れ替わりにかわいいかわいいかわいいかわいい迅くんが。
今日交代迅くんだったんだ！嬉しい！かわいい！
「迅くん〜！久しぶり！今日もかわいいね！」
「え〜嬉しい！Aちゃんもかわいい！」
「きゃー！嬉しい、ありがとう！」
迅くんは元気で明るくて人懐っこくて、それはもうとーーーってもかわいい！
さっきからかわいいとしか言ってないけど、それくらい大好きな後輩。
「僕、着替えてきますね！」
手を振って更衣室に向かって行く迅くんは後ろ姿もかわいい。なんだか猫の耳としっぽが見える。
「A、さっき大夢にかわいいって言われた時と全然違う反応してた」
「え！？」
「大夢のこといいなって思った？」
じーっとこっちを見て、とんでもない発言をするきょーちゃん。何言ってんの！？
「そんなわけないでしょ！ちょっとびっくりしただけだよ」
「言われ慣れてるのになんでびっくりするんだよ」
「言われ慣れてないよ！それに、初めて話す男の人に、その、か、かわいいとか言われたら、ドキッとするもんなの！」
きょーちゃんのばか！掘り返さなくていいのに！また恥ずかしくなってきた。
「ごめんごめん、ちょっと意地悪したくなっただけ」
そう言ったきょーちゃんは私の頭を撫でて、八重歯を見せながら笑った。
「まあ、大夢は良い奴だし絶対Aを傷つけるようなことはしないから、仲良くしてやってよ」
「もちろんだよ」
「A」
「ん？」
「ごめんね」
まただ。あの日からきょーちゃんは何度も何度も、悲しそうに、悔しそうに、私に謝る。
きょーちゃんは何も悪くないのに、何度も、何度も、何度も。
きょーちゃんは悪くないから謝らないでって、そんなありきたりな言葉しか思い浮かばない。私もみんなみたいに、誰かの心を暖かくするような言葉をかけられたらいいのに。
いつまで経ってもひとりでは生きられない自分が憎くて、心の端っこがきゅって傷んだ。
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み(プロフ) - ささん» そんなに楽しみにしてくださっているなんて、うれしいです！期待に応えられるように頑張って書きます！ (2021年8月13日 22時) (
レス) id: b074cc1820 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - しおさん» お返事遅くなってすみません！コメントありがとうございます！だれとくっつくのか、楽しみにしていてくださるとうれしいですー！ (2021年8月13日 22時) (レス) id: b074cc1820 (このIDを非表示/違反報告)
さ - 続きがめちゃ気になって眠れなさそうです！笑雄大と幸せになってほしいです… (2021年8月12日 21時) (レス) id: 6ed2f3dd28 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - だれとくっつくのか続きがめっちゃ気になります。柾哉くん推しなので柾哉くんだったらうれしいです！ (2021年8月8日 11時) (レス) id: f904d21042 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - あいみさん» 嬉しいです！ありがとうございます！がんばりますー！ (2021年8月5日 23時) (レス) id: b074cc1820 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みお | 作成日時：2021年7月10日 1時
