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結構大規模なイベントみたいで、会場はたくさんの人で溢れていた。
「え！Aさん！雄大くん！」
って私たちを呼び止めたのはサークルの後輩の理人くん。なんで理人くん？
「どうしたんですか！誰見に来たんですか？！」
「私たちはバイト先の人にチケット貰って…理人くんは？」
「そうなんすね！俺は今日演者側なんすよ！洸人くんも一緒にドス鯉倶楽部ってグループで出るんで、良かったら見てってください！」
「え？ドス鯉って、将吾くんのグループとちゃう？」
って雄大。そんな名前だったっけ？ていうか私それ初めて聞いたんだけど？って雄大に言うと、将吾くんときょーちゃんにグループ名聞いといてん。ってドヤ顔。
こうやってたまにしっかり者の1面出してくるのずるいな。
「え、2人とも将吾くんと知り合いなんですか？」
「うん、将吾くんにチケット貰ったの」
「そうなんすね！すげえ！」
こんな運命みたいなことあるんすね〜！俺もう行かなきゃ！今日は楽しんでってくださいね！って嵐のように去っていった理人くん。
「嵐やったな(笑)」
「ほんとだね(笑)」
番号早かったしそろそろ行こかって入った会場は思った通りすごい人で、ぎゅうぎゅうに詰め込まれている気分になった。
「Aこっち」
って腕を引かれた前には1番前の柵。背の高い雄大が後ろに立って、私の身体を庇うように包み込んでくれた。
雄大は満員電車でも同じように、いつも私を庇ってくれる。
「ありがとう」
「どういたしまして」
大丈夫？しんどかったら言ってな。って声をかけてくれる雄大はかっこよくて、雄大の彼女になる人は幸せだろうな、って思った。
あ、はじまる、って誰かの声で周りが徐々に静かになる。
かっこいいなぁ、みんなキラキラしてる。すごいなぁってぼーっと見ているうちに将吾くんたちの出番。
ラップだ、かっこいい。
いつものふわふわ喋る姿からは想像できないくらいゴリゴリのラップを披露する将吾くん。
理人くんも洸人先輩もかっこいい。後ろの雄大もすっごい盛り上がってる。
理人くんは私たちに気づいて目線を送ってくるし、洸人先輩は聞いてんの？って私たちに向かって指を指す。
かっけー！すげー！やべー！なあA！って雄大も大騒ぎ。
その後きょーちゃんも出てきて、バンドの真ん中で綺麗な歌声を披露した。
綺麗で、優しくて、心地よくて、やっぱりきょーちゃんの歌声は世界一だ。
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み(プロフ) - ささん» そんなに楽しみにしてくださっているなんて、うれしいです！期待に応えられるように頑張って書きます！ (2021年8月13日 22時) (
レス) id: b074cc1820 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - しおさん» お返事遅くなってすみません！コメントありがとうございます！だれとくっつくのか、楽しみにしていてくださるとうれしいですー！ (2021年8月13日 22時) (レス) id: b074cc1820 (このIDを非表示/違反報告)
さ - 続きがめちゃ気になって眠れなさそうです！笑雄大と幸せになってほしいです… (2021年8月12日 21時) (レス) id: 6ed2f3dd28 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - だれとくっつくのか続きがめっちゃ気になります。柾哉くん推しなので柾哉くんだったらうれしいです！ (2021年8月8日 11時) (レス) id: f904d21042 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - あいみさん» 嬉しいです！ありがとうございます！がんばりますー！ (2021年8月5日 23時) (レス) id: b074cc1820 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みお | 作成日時：2021年7月10日 1時
