ミルクティーの彼女は性別迷子 (ページ7)

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鈴木くんはうーんと考えてからわたしに目をやる。
おお、イケメン。

鈴「じゃあ、敬語やめる」

『よし。ほんで今日の議題は』

鈴「議題って」

くくくって笑う鈴木くん。
距離が近くなったからか、いつもより柔らかい雰囲気に思える。
ちょっと嬉しく思うわたし。

『細かいとこ気にせんといて～！ススキくんの呼び方についてです』

鈴「スズキな」

『なんて呼ばれたい？』

鈴「え？俺に聞く？」

『えー？あかん？』

鈴「さっき呼び方考える日にするって…それはAさんが考えるんでしょ？」

墓穴掘ったか！て思ったけど、自分が言ったんやから考えるしかなくて。
うーん…と悩む。

『わたしのことは “ Aさん ”なんやろ？ほいじゃあ “ スズキくん ” で、ええやん』

そう言うとブスッとした顔。
納得いってないってやつやな？

『えー？んー…鈴木伸之…のぶゆき？あ！しんちゃん！！』

鈴「え？」

『のぶゆきって呼ぶん長いし、のぶだけやと、千鳥のノブさんと被るし…ってことで漢字を音読みしてみた』

鈴「…もう、俺の名前でもなんでもないじゃん」

『ふはったしかに～。じゃあ、もういっそのこと智司でええか』

鈴「…仕方ないか」

『智司のがわたし的にしっくりきてるもん』

鈴「ハイハイ」

笑いながらご飯を食べてると、続々とみんながわたしらの近くに集まってきて、周りが賑やかになってきた。

賀「お、仲良くなったんか？」

『おかげさまで！で、奈々に電話してきた？』

賀「もちろん！」

『ラブラブだねぇ。羨ましいねぇ、智司』

鈴「ほんとにな」

賀「なに？智司って呼び始めたの？」

『せやねん。結局呼び方考えたらそこに行き着いた』

賀「たしかに。智司顔だもんな」

鈴「え、どんな顔だよ」

3人で笑う。

『ケンちゃんはよご飯取りに行かんと、太賀くんあたりがお代わりしてなくなるよ？』

賀「やべ！！おい、太賀！俺の分まで食うなよ？！」

太「え。なんの話？！」

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こんなのも間に挟んじゃったりなんかして(o'ω'o)
評価よろしくお願いします！
ちなみに、この後の話は8人目の彼女は性別迷子④にも続いたりしますー！