ミルクティーの彼女は性別迷子 (ページ6)

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Aside

賀「おいAー！ちょ、見て」

『ん？なにー？』

賢人がそう言ってスマホを見せてきた。

『！！うわ、めっちゃ可愛い♡もうすぐで２歳かぁ～！あっという間やなぁ』

賀「会えんのが超絶淋しい」

『やろうなぁ。パパ、連絡してやりなさい』

賀「だな。まだこの時間起きてるだろうし、電話してくるわ！」

『いってこいいってこい』

さて、今日のご飯はなんだろなぁ～♡

『わ！カレーやん♡♡もう大好き♡』

トレイを持って列に並ぶ。
給食みたいで楽しいんだよね。
今回は長いから、ご飯間際に撮影ない人が給食当番みたいにお手伝いしてる。
今日は…

『あ、鈴井さんやん』

鈴「…Aさんはいつになったら俺のことちゃんと呼んでくれるんすか」

シュンと肩を落とす鈴木くん。

『そんなしょげんといて！ごめんごめん！じゃあ今日は呼び名を考える日にしとくわ！当番おわったら一緒に食べよー！』

鈴「うす」

しばらくすると、人数分取り分け終わった鈴木くんが
自分の分持ってテーブルにつく。

『お疲れー！』

鈴「美味いっすか？」

『めっちゃ！カレー好きにはたまらん味！！』

それを聞きドヤ顔する鈴木くん。

鈴「俺の愛情も入ってますしね」

『ホンマソレヤナァ』

鈴「いや、Aさん、顔！つーかちゃんとつっこんでくださいよ！！」

『わたしあれやねん、どっちかって言うとツッコまれる方やから！てかさ、敬語やめようよー』

鈴「え」

『やって、役では従兄弟よ？わたし結構普段のよそよそしさ演技に出ちゃう人やねん』

ほんまはちゃうねんけど、昨日賢人に「鈴木の伸之くんがAと距離があるって落ち込んでた」って言われてさ。(落ち込んでるってめっちゃ可愛いやつやんって思ったのはナイショ)
じゃあひとまず敬語取れたら変わるんやないかと…