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拓司side
水上用に野菜スープを作って和室に来た所。
まだ辛そうに寝てる水上を見ると相当我慢してたんじゃないかな。
とりあえず薬も飲ませたいし起こさないとな。
拓司「水上、スープ出来たけど起きれそうか?」
颯「ん…伊沢さん…。」
拓司「ごめんな、本当は寝かせてたいんだけど薬も飲ませたいから。」
颯「大丈夫です…。」
拓司「ちょっと辛いだろうけど起き上がらせるぞ。」
颯「はい…。」
水上を支えて起き上がらせる。
身体の熱さが服の上から伝わってくる。
さっき熱測った時より上がってるんじゃないかな。
ご飯食べさせたらもう1回熱測ろうかな。
颯「いただきます…。」
拓司「無理して全部食べなくていいからね。」
颯「はい…。」
熱があると食欲は無くなるよね。
水上はスープを半分食べた所でギブアップした。
思ったよりも食べてくれて一安心。
少しずつ汗もかいてるし熱は上がりきったのかな。
拓司「薬も飲んだし横になろうな。」
颯「はい…。」
拓司「もう1回熱測ってくれる?」
颯「はい…。」
体温計を渡すと熱を測ってくれて数分後鳴った体温計を確認すると39.7℃。
うわっ、思った以上に高いぞ。
颯「今何度でしたか…?」
拓司「39.7℃。もう寒気もしないんじゃない?」
颯「はい…。」
拓司「そしたら冷やそうか。冷えピタ持ってくるな。」
颯「ありがとうございます…。」
俺は和室を出て冷蔵庫へ。
あ〜冷えピタ切れてるし。
買いに行くか。
拓司「水上、冷えピタ買ってくるから1人でも大丈夫か?」
颯「大丈夫です…。」
拓司「少しでも何かあったら連絡しろ。」
颯「はい…。」
あれだけ熱の高い水上を1人にするのは不安だけどコンビニがスグそこだし買い物をさっさと終わらせて帰ろう。
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さかな - めっちゃ良かったです! (2022年2月5日 13時) (レス) id: d9d432beaa (このIDを非表示/違反報告)
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