第四話�� ページ10
東の村付近の森。
三人の勇者の前に、沢山の魔物の群れが押し寄せていた。
舜太「君のハートに、ボレーシュート！！」
舜太の放った炎の球が、魔物の群れを一掃していく。
舜太「どんなもんや〜」
太智「俺ももっともっと目立ちた〜い！ソルティー！ダイチャージ！！」
続いて、青い雷が魔物を蹴散らしていった。
仁人「これで最後だ！チェスト！！！」
残った魔物めがけ、黄色い閃光がほとばしり、魔物の群れは全て消滅した。
仁人「ふぅ、このところ連戦だな…。この森はやけに魔物が多い…。皆大丈夫か？」
太智「やばいー！さすがに疲れたー！そろそろ休もうぜ、仁人！」
仁人「もう少し辛抱してくれ。神(自称)が言うにはもうすぐで村があるはずだ。そこで宿をとろう」
舜太「でもだいぶ日も落ちてきたから、急がんとやばいなぁ」
空は茜色に染まり、森は静寂に包まれようとしていた。
太智「もうここでいいじゃん！！火は舜太がいるし、暖ぐらいとれるよ！」
仁人「夜の森は危険だ。寒さだけじゃない、魔物もここに来るまでに何度も出会ってるだろ？寝てる間に襲われでもしてみろ」
舜太「そうやね〜。でもドキドキなキャンプみたいで楽しそうやけど！」
仁人「そこ、ウキウキしない」
舜太「は〜い」
仁人「それに、神の言うことが正しければ、その村には魔王の居場所を知っているという人物がいるはずだ。仮にも私たちは勇者なんだ。早く魔王を倒さねば、我々に未来はない」
太智「話が重いよー！」
仁人「まったく、太智と舜太はお気楽すぎる」
「探しているのは、僕のことかな？」
仁人「誰だ？！」
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作者名：milkssss | 作成日時：2019年7月15日 20時
