第二話�� ページ6
仁人「何だ君は？まさか魔物の仲間？！」
「違う違う！俺は向こうの村に住んでる太智って言うんだ！」
太智と名乗った少年は大きな声でそういうと仁人の周りをぐるぐる回り始めた。
太智「すげえ！かっこよかったなぁ！ねえ今のもう一回やってよ！」
仁人「ちょ、落ち着いて！ていうか声でけえ！」
太智「ねえあんた一体何者？！旅の人？！うちの村来るのはじめて？！ねえねえ！」
仁人「質問攻めにするな！私は勇者だ！今、魔王を倒すための仲間を探している！」
太智「勇者？！かっこいい！！ねえ、仲間ってどんな人？！俺もなれるかなぁ？」
仁人「仲間は、そうだな…。あれ？そういえば仲間っていうけど、どうやって探せばいいんだ？おいこら神！」
太智「え？何なに？！神様もいんの？！すげええ！！！勇者すげええ！！」
仁人「こいつうるせえ！」
神「そうじゃった、そうじゃった。勇者にはな―」
太智「何今の？！なんか声聞こえるんだけど？！すげええ！！これも勇者の力？！やば！！」
仁人、神「うるせええ！！」
神「おほん！勇者には右手の甲にその証である牛乳瓶のマークが浮かび上がっておる！それを目印に探してみよ！」
仁人「ぎゅ、牛乳瓶だと？勇者ってもっとこう、なんかカッコイイものだと思っていたのだが…。確かに、いつの間にか私の手の甲にある？！」
仁人の右手の甲には、黄色に輝く牛乳瓶のマークが浮かび上がっていた。
太智「すげええ？！っていうか、それ！俺の手の甲にもあるよ！！ほら！！」
仁人「何？！」
そう言った太智の手の甲に、確かに青く輝く牛乳瓶！
まさしく勇者の印が浮かび上がっていた。
仁人「oh…」
太智「ってことは何？！俺も勇者なの？！まじで？！」
神「良かったのぉ仁人！勇者仲間が増えて」
仁人「私に安息はないのか！」
太智「イエイ！！よくわかんないけど、よろしく！！！」
こうして、2人目の勇者を見つけた仁人の旅はまだまだ続く！▼
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作者名：milkssss | 作成日時：2019年7月15日 20時
