第十六話�� ページ50
仁人「大丈夫か？！瑞生！！」
瑞生「うん、僕は何ともない…」
道化「あはは！！痛い！良いね！とっても良いよ！さぁ、もっと攻撃しておくれ！」
琉弥「ひいい！！なんか気持ち悪いよこいつ！！」
舜太「でもそうも言ってられへん！君のハートにボレーシュート！！」
炎の球が道化の胸に命中する。
道化「ぐあああ！！！最高だ…！痛い！痛い！もっともっと！！」
太智「何なんだよこいつ！！気持ち悪いな！！とっととくたばれ！！ソルティダイチャージ！！」
今度は太智の稲妻が道化を貫いた。
道化「ぎゃあああははははは！！！気持ちいいいよおおおお！！！」
琉弥「もうやだよこいつ！！」
琉弥はありったけの猛毒を道化に向かって吹きかけた。
道化「おえええ！！！体が痺れるぅううう！！吐き気がするぅううう！ざいごうぅううう！！」
勇斗「そのまま苦しめ！！」
今度は勇斗が道化の周りの酸素を奪っていく。
道化「はぁ…はぁ…、胸が苦しいぃいいい！！キュンキュンするじょぉぉおおおお！！！」
柔太朗「これで終わりだ！！」
柔太朗は道化の体を凍り付かせ、その上に巨大な氷塊を作り出す。
そして、その氷塊を氷漬けになった道化めがけて勢いよく落下させた。
凍り付いた道化はバラバラに砕け散り、頭がコロコロと7人の前に転がってきた。
道化「あははは！！ありがとう！！気持ち良かったよ！！ご褒美に魔王様のところに繋がる扉を出してあげるよ」
柔太朗「こいつ、まだ生きてるのか？！」
道化「あははは！まぁせいぜい頑張ってよ！じゃあね！」
そう言うと道化の首は破裂して、中から紙吹雪が舞いあがった。
そして7人の前に、黒くて大きな扉が現れたのだ。
この奥に待ち構える魔王とは、いったいどんな奴なのか…。
7人の勇者は、固唾をのんでその扉を見つめるのだった―。
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作者名：milkssss | 作成日時：2019年7月15日 20時
