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3年の秋になり
まわりが就活だなんだと騒ぎ始めた頃
君も例外ではなくて
ゼミでの話題も
それが大半を占めていた。
「就職しないの？」
君にそう聞かれて
どう答えたらいいか迷った。
それって
アイドルなんかやめて
真面目に働けってことか？
一瞬
そんな皮肉めいた言葉が浮かんだ
「とりあえず、芸能界でがんばってみるよ」
君には
好かれないと思うけど………
君の目を見ずに
ぶっきらぼうに答えた俺に
「あたし、ずっと応援してるからね」
ふいにかけられた君からの言葉に
どんなに胸が熱くなったか
君に教えてあげたい
そしてその後
どんなに心を濡らしたのかも………
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作者名：遥
| 作成日時：2013年9月11日 13時
