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完全に受かれていた俺は
完全にバカな男だ。
君はみんなに優しくて
俺だけが特別ってわけじゃない
そんなこと
わかってたけど
やっぱり心のどこかで
期待していたかった。
呆然と立ち尽くす俺に、ようやく気づいた君は
少しだけ困ったかおをして
「お疲れさまです」
いつもの笑顔で言うから
「ごめん、邪魔しちゃったね」
なんてちゃかして
逃げるようにその場から去った。
最後の収録の日。
君の泣きそうな顔が気になったけど
もう会えないっていう悲しさと
届くことのない君への想いを必死で隠す。
せめて.....
君の幸せを祈るくらい許して欲しい
いつまでも
君をきれいな思い出として残しておけるように...
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作者名：遥
| 作成日時：2013年9月11日 13時
