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すぐにでも抱きしめて
ごめんって言っ
好きだよと言って
優しいキスをする
そんなことは
すっかり忘れてしまっていた
「イヤなら、抵抗しろよ」
そう言って
お前に無理やりなキスをする
何度も
何度も
重ね合わせた唇が離れるたびに
「かず………」
お前の声が俺を呼ぶ
だけど
聞こえないふりをして
ただただ
俺の想いをぶつけるように
イタイだけの
キスをした。
なんで
抵抗しないんだよ
なんで
こんな俺を
受け入れるんだよ
昔から
好き勝手振舞う俺に
「かずー。なにやってんのー(笑)」
なんて
あきれたように
でも、受け入れるかのように
いつも笑って
結局は俺の味方をしてくれた。
俺が芸能人になって
まわりが騒ぎ立てても
「かずは、かずだよ」
そう言って
ずっとそばにいてくれた
それなのに
なんで俺は
こんなひでぇことしか
できないんだ…………
涙が
落ちる
俺の
想いが
雫になって
お前の頬に
落ちて流れた
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作者名：遥
| 作成日時：2013年9月11日 13時
