*days5 ページ6
放課後の練習。月曜日以外は毎日部活。疲れてるはずなのに、よく私に絡む元気があることやら。
及川「Aちゃーん!ちょっと元気補充してー☆」
監督とコーチが新体制について話し合うからと出ていって15分休憩することになった。
及川先輩のあぐらの上に座らされて、後ろから抱きしめられている。
『重くないですか?これ休憩になってます?』
及川「重いわけないじゃん!はーっ癒やされるー♪」
そうですか。じゃあもう何も言いません。
岩泉「おい、クソ川。代われ!」
及川「なぁに岩ちゃーん。まだ5分も経ってないんですけど〜」
岩泉「…………」
及川「わかったょ。はい、どーぞ!」
人を荷物みたいに渡すのやめてほしい。
岩泉「隣、座っとけ。」
『はい。』
岩泉先輩は、他の先輩みたいに触ってこないしセクハラ発言もない。
呼ばれる時は大抵、こうやってただ隣で座ってることが多い。何で何もしてこないんだろう……また今度、機会があれば聞いてみよう!
なんでまた今度なのか………。それは岩泉先輩とは反対側で私の二の腕を触り続けているこの後輩がいるから。
国見「A先輩反応薄くなりましたね……じゃあここはどうですか?」
『……やっ、……っ』
首筋をツーッと指でなぞられた。
国見「ふふっ、1週間はこれで遊べそうですね。」
諸悪の根源はこのキレイな顔立ちのこの国見だ。
『国見くん、それセクハラだよ?』
国見「そうですね。」
何言ってもさらっと返される。あんなこと言い出さなければ、普通に後輩として可愛がってたのに。
なんなら好きなタイプではある。顔立ちがキレイでクール系に弱い。
及川「はい、休憩終わりー!サーブ練行くよー!」
やっと休憩終わった……。仕事仕事っと。
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作者名:milkcrown | 作成日時:2018年12月18日 19時