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桜がまだ満開になる前。そう、春休みの部活中に、新一年生が見学に来たんだよね。
この青葉城西高校の男子バレー部は県内でも上位に位置する名門校。特に北川第一中学からの入学生が多く、及川先輩と岩泉先輩の後輩が入ってくるらしい。
えーっと、あれかな?あの青いジャージの子たちだ。
『こんにちは。君たちが北川第一のバレー部の子達かな?』
「はいっ!僕金田一って言います。」
「…………国見です。」
『金田一と国見くんね!今はOBと練習試合してるから見るだけなんだけど……』
金田一「わかりました!見学させて下さい!」
国見「…………ありがとうございます。」
元気なツンツン頭とちょっとやる気のなさそうなきれいな子。背はけっこう高いし、何よりあの及川先輩達の後輩だもんね。バレー上手いんだろうな。
『じゃあここに座っててね。今やってるので練習試合終わるから。』
二人を椅子に座らせると監督の隣へと戻ってきた。
『監督。二人連れてきました。』
監督「おっ、ご苦労さん。」
試合はちょうど終わったようだ。選手にスポドリを渡したり雑務をしている間に、OBは帰っていったようだ。
監督「今日はここまで。後は自主練だな。で、ここにいる二人は今年から入学する新一年生。既にバレー部への入部が決まっている。まぁ、即戦力ってやつだな。今日は紹介程度で、入学式以降本格的に練習に参加してくれ。じゃ、及川後よろしくな!」
「「お疲れさーっした!!」」
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作者名:milkcrown | 作成日時:2018年12月18日 19時