皆さん、それはセクハラです【ハイキュー】 (ページ12)

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＊days11 ページ12

ＩＨの県予選が近づいてきて、練習のひとつひとつにも熱が入ってきた。表情は真剣そのもので、最近では私にセクハラしてくる人はいない。

あ、一人を除いては………

及川「なーに岩ちゃんと話してんの？及川さんが休憩中だよ？」

そうです。及川先輩です。
あれですかね？できる人はオンオフの切り替えもすごいってことなんですかね？

岩泉「うるせぇ及川！今県予選の会場について話してたんだよ！ボゲェ！！」

なんでもいいので、私の背中後ろから乗っかりながら話すのやめてもらえませんかね？背骨が曲がったらどうすんですか？

岩泉「あ〜もういい！外行って話すぞ！」

無理やり及川先輩から引き離されて、半ば強引に外へと連れ出された。

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ーーっとこんなところですかね？』

岩泉「あぁ。当日は試合のことで頭いっぱいになっちまうから、それ以外のところは頼りにしてるな！」

岩泉先輩は一見怖くて話しづらいと思いきや、色んな事に気づいてくれるし優しい。なにより3年の先輩達が激しく迫って来た時は止めてくれるし。

実は岩泉先輩には何もされたことがない。ずっと疑問だったんだよね。

『岩泉先輩。ひとつ聞いてもいいですか？』

岩泉「あ？なんだ？」

『なんで岩泉先輩は私に何もしてこないんですか？』

岩泉「ブハッ！どういう意味だそれ！？」

『いや、あの。部員の皆さんは私だから、って訳じゃなくて女の子だからってことで触ったりするんですよね。岩泉さんはそういうの興味ないのかな？って………』

岩泉「何言ってんだボゲェ！それはお前だから……っ！」

えーっと……私だから？

そうだよね！恥ずかしい！勘違いしてた！

あたしに興味ないだけだよね？みんながみんな女の子なら誰でもいいから触りたいって訳じゃないもんね……。

『私なんか触ってもしょうがないですもんね！変なこと聞いてすみませんでした。』

岩泉「っそうじゃなくて。………県予選突破したら行くから覚悟しとけよ！」

『へ？』

岩泉「そろそろ予鈴なるから戻るぞ。」

『あっはい！』

結局よくわからなかったけど、いつもの岩泉先輩らしくなくてあたふたしてたな。照れてる岩泉先輩はとても貴重だ。

私もＩＨ予選に向けて気合入れ直さなきゃ！