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離陸する時は手を繋いでいたが、さすがに着陸する時は大丈夫だろうと思ったら、二人とも"怖いっ!"って言い出して結局手を繋いだ。


ン「うわーっ!!沖縄の空気っ!熱い!」


『ほんとだねっ!沖縄ーって感じ!』


シ「お前らさっきまでガタガタ震えてたくせに着いた瞬間それかよ。」


モ「まぁまぁ、シルクも沖縄にいる間くらいはつっこみお休みしてゆるーく行こうよ。」


キョウコ「モトキはいつもゆるーぃね。ってか沖縄の人っぽい。」


モ「実は琉球王国の末裔なんだよね。」


ン・A「『えっ!そうなの!?』」


シ「さらっと嘘つくな!こいつらすぐ信じるんだから!」


Aは初めは大人びてて物静かなやつとか思ってたけど、今ではンダホと並ぶ天然で、ビビリだ。俺らに打ち解けてくれたってことかな。


モ「シルクつっこみお休みだよー。」


シ「うるせっ!お前らと一緒にいたらつっこまざるを得ないんだよ!」


キョウコ「置いてかれるよー。シルクっ、行こっ!」


シ「腕組むなって!」


キョウコ「これで最後になるんだからいいでしょ?(小声)」


やけに今日はあんまはしゃいでないと思ったらそういうことか。キョウコも気持ちの整理つけ始めてんだな。少しは優しくしてやるか。


シ「とりあえず今日はホテル直行か。」


キョウコ「Aと二人部屋!女子トークしよー!」


『もちろん!あ、のろけはほどほどに〜笑』


キョウコ「Aの話も聞かせてもらうからねっ!」


『それは、どうかなぁ〜。』


キョウコ「だってこのブレス、マサっ!」


Aが慌ててキョウコの口を塞いでいる。


『夜話すから。ねっ?』


なんだ?ブレス?マサイって言い掛けてたよな?何か嫌な予感がする。


キョウコ「やばっ!あたしらめっちゃ置いてかれてんじゃん!」


『走っちゃおっか。』

そう言って手をつないで走っていく姿を俺はただ見つめていた。

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作者名:milkcrown | 作成日時:2018年12月18日 15時

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