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Aside


昨日は修学旅行の振替で休みだったから、今日から久しぶりの学校。修学旅行色々ありすぎて、まだ心の整理がついてない。マサイくんと二人で水族館まわってたのが噂になったのか、色んな女の子がこっちを見て何か言ってる。マサイくんってほんとモテるんだなぁ〜。


マ「Aっ!何朝からブツブツ言ってんの?」


『マサイくん!?おはよう。私、心の声漏れてた?』


マ「マサイくんって聞こえたけど…笑」


『嘘っ!』


マ「んで何のことかな?」


『マサイくんがカッコ良すぎるから、色んな女子に睨まれてるよーって。』


マ「Aちゃんわかってないね〜。Aちゃんこそ可愛すぎるから俺男子からめっちゃ睨まれてんだけど……」


『そうなの?その割には転校してからフィッシャーズ以外の男の子から全然話しかけられないよ?』


マ「それはたぶんシルクが………っなんでもない!」



『??………まぁフィッシャーズのみんながいるから別にいいけど。クラスの女の子がみんな優しくて良かった。』


マ「ぁー前の学校でけっこう嫌な目にあったんだっけ?」



『うん。男の子からけっこう連絡先教えてって言われて、特に断る理由もないから教えたら一人彼女がいたらしくて……。あたしの彼氏に手出すなよ淫乱!とかまぁ色々言われちゃった。』


マ「それどうやって解決したの?」



『その男の子とのライン見せてあげたの。私が一回も返事してないのに10分置きくらいに、好きだの彼女と別れるから付き合ってだの送ってきてたんだよね。それ見てその女の子泣きながら帰っちゃった。』


マ「ぅわぁ、きついなぁ。」


『それ以来、見た目だけで連絡先聞いてくる男子には教えないようにしてたの。』


マ「でも俺、初対面で連絡先聞いたけど普通に教えてくれたよね?嫌じゃなかったの?」


『こんなに女子から人気があるって知らなかったのもあるけど、シルクが信頼してる仲間だから、なんとなく大丈夫だって思ったんだよね。』


マ「そっか。じゃあ俺が今Aと付き合えてんのもシルクのおかげだ!」


『そうかもね。』


忘れてたのにまた思い出しちゃった。シルクと普通に話せるかな?あのことは何もなかったことにするつもり。マサイくんにも言えない。たぶん心配するから。


また昼休みにね、とマサイくんはあたしの頭を撫でて自分のクラスへと向かった。

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作者名:milkcrown | 作成日時:2018年12月18日 15時

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