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Aside
今もまだ信じられない。シルクがあんなことするなんて。……まだ唇の感触が残っている。
シルクがあたしのことを好き?あたしはどうしたらいいんだろう……。
シルクのこと諦めなきゃって思ってた時にマサイくんが付き合おうって言ってくれた。優しくてあたしのこと大事にしてくれてるマサイくんに惹かれ始めている。あたしは彼のことを裏切れないよ。
ン「Aちゃんっ!大丈夫!?」
『ンダホくん?どうしてここに?』
ン「シルクから電話があって。びしょびしょじやん!とりあえず俺のTシャツ着ていいよ!」
シルク……ンダホくんに電話してくれたんだ。心配してくれてるんだよね……。ンダホくんの貸してくれたTシャツを着てみる。
『ンダホくん……これブカブカだし、おまけに動けるデブって!!ふふっ!』
ン「着ないよりはマシだから!でも、笑ってくれてよかった。さっきまで辛そうな顔してたから。」
『……………』
ン「シルクとなんかあった?」
『ごめん……今は言いたくない。』
ン「そか。でもさ、これだけは言わせて!あいつほんとにいいやつなんだ。俺ら周りからけっこう言われんだよね。陰キャなのに動画とか撮ってんじゃねえよとか、厨二病引きずりすぎててヤバイとか。その矢面に立ってくれたのがいつもシルクなんだよ。いつも平気そうな顔して楽しそうにやってるけど、メンバーの中で1番繊細なのもシルクだから……。あいつが何しちゃったか知らないけど嫌いにならないでやってほしい。」
『ンダホくんはシルクが大好きなんだね。』
ン「絶対あいつらの前では恥ずかしいから言わないけどね!この話も内緒だよ?」
『大丈夫。シルクのこと嫌いになんてなれないよ?でも今は顔合わせたくないかな……。』
ン「わかった。飛行機の席もモトキとキョウコちゃんに代わってもらおう。とりあえずみんなのところ戻ろうか?そろそろ集合時間だし。」
『ンダホくん。………ありがとう。』
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作者名:milkcrown | 作成日時:2018年12月18日 15時