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シ「ってかモトキ?どしたんこの子?」

モ「あー、ステージのとこでさ、しゃがんでたんだけどファンミ終わって結構な時間経ってたから不審者かと思ったんだけど」

(そんな風に思われてたんだ…そりゃそうだよね。)

モ「声掛けたらすごく必死な感じで、スマホ落として探してたことと、勝手に会場入ったこと謝ってくれてさ。んでめっちゃびしょびしょだからオレら目当てに忍び込んだとかじゃなさそうだと思って。」

(そっか。こんなに有名で人気な人達ってそういうこともある得るのか…大変だなぁ)

モ「んでびしょびしょで可哀想だし、なんか可愛いから連れてきちゃった♬」

『えっ‼や、あの、えっ!?』

(なにっ⁉急に何言い出すのこの人⁉)

シ「なんかモトキらしぃなぁ。」

ン「でもたしかに可愛いよね〜」

マ「うむ。」

ぺ「ってかモトキ?この子の名前は?」

モ「あっ!そういや聞いてなかった!名前聞いてもいい?」

『あたしの方こそごめんなさいっ‼Aって言います。』

ザ「へぇ〜Aちゃんかぁ〜」

シ「Aちゃん、今日の打ち上げ来ちゃえば?」

『えっ⁉いえいえいえ!帰ります!!そんなみなさんみたいに面白くもないし、他のファンの方々にも悪いので帰ります‼』

マ「いや、ちょっと面白いけどな笑」

モ「そのびしょびしょのままじゃ風邪ひくでしょ?」

『タクシーで駅前のホテルまで帰りますから。』

ン「なんてホテル?」

『○✕ホテルです。』

ぺ「オレらと一緒のとこじゃん!」

モ「オレらも一回ホテル戻って打ち上げ行くから、オレらと一緒にバス乗ればいいよ。んで打ち上げに行こ?」

『そんな!そこまでお世話になれませんっ。』

シ「じゃ、強制連行だな。皆の者、確保じゃ!」

ン「ちょっとごめんね。よいしょっと。誰かオレの荷物よろしくー!」

マ「あいょー。」

『っひゃっ‼私重いのでやめてくださぃ。自分で歩きますから』

(お姫様抱っこは恥ずかしすぎる。)



ーホテル着ー


シ「じゃ、またあとで!30分後にロビーで集合な!」

モ「みんな待ってるからちゃんと来てね。」

『……わかりました。』

(もう何を言っても聞いてくれなさそうだ。)

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作者名:milkcrown | 作成日時:2018年12月17日 15時

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