雪の華Ⅱ (ページ8) - 小説/夢小説

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カンパニュラ・メディウム　５８ページ8

「最後に侑士君には風鈴草。侑士君にはずっと助けてもらった。悲しい時、苦しい時、つらい時傍にいてくれた。その優しさがとても嬉しかった。侑士君と過ごした時間も私の中ではとても大切な思い出。この花言葉は感謝の心。いつも傍にいてくれて本当にありがとう」

侑士「俺のわがままやで。ほな、俺からはブレスレット。Aちゃんらしいものが見つからんくてなぁ。手作りになってしもたけど、もろてくれるか？」

「うん。本当にありがとう」

白石「良かったなぁ」

最後にみんなの顔が見れて本当に良かった

みんなと笑いあうのは今日が最後

侑士「どないしたん？」

白石「涙、出とるで」

「ううん、なんでもないの。ただ、今物凄く幸せだなって思って。そうしたらなんか止まらなくなっちゃって」

そう言って笑う彼女の顔は痛々しいほど切なかった

何かを隠しているのは全員がこの時確信した

カンパニュラ・メディウム…幸せに感謝します